━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年11月4日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 安倍・麻生・甘利の3Aは3月~4月に崩壊し、自民党は分裂の危機に見舞われる。ジャパンハンドラー「改革派」とジャパンハンドラーに切られたくない安倍・麻生「守旧派」の戦いが表面に出てくる ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、証券市場のプロであり、長年で選挙にも携わってきた情報通からの政界特別情報である。 自民党には元秘書たちが横で繋がっているネットワークがある。だいたい300人くらいの規模らしいが、特に大物政治家の秘書だった人たちは、選挙では連携して投票をしているという。今回の選挙では、300人規模といわれる元秘書たちは、みんなこぞって自民党に対して頭にきており、批判を込めた投票行動をとっている。たとえば、小選挙区の投票では自分が仕えたいまは亡き政治家の名前を記載し、比例は白紙で投票したといった話だ。当然、無効票になることはわかっていても、棄権することはなく、投票所に必ず出向いて実地見聞をするのだという。300人の大物政治家の秘書OBたちは、いまの自民党はおかしいという思いを強く持っているのだという。いわば選挙のプロがあちこちに散らばって投票所に出向いてその場の感触を掴んできている。その選挙のプロである秘書グループの一人が言っていたことによると、どこの投票所も人で溢れていたことは間違いない。確かに五倍も六倍も人が増えているというほどではないにしろ、少なくとも前回よりはかなり多くの人が投票に行っていたことは実感したという。投票率は55.93%で、前回の選挙より2ポイント余り上回ったものの、戦後3番目に低い投票率となったわけだが、ところが投票時間中に発表される投票率は、前回よりも低い数字で発表されていた。たとえば「総務省が発表した午前11時現在の投票率は11.32%で、4年前の前回衆院選と比べ、0.92ポイント低くなっている」(FNN)「31日午後2時現在の投票率は21.49%で、前回の衆議院選挙と比べ0.34ポイント低くなっています」(ANN)といった具合。 ずっと「低い、低い」と発表されていて、実際の投票所では行列になるほど投票に来ていて低いはずはない、おかしいなと誰もが思っていた。ところが終わってみると、前回より投票率は前回より、いきなり上がった数字で発表された。投票率と投票数に不信感を持った人が、79万票ほど捨てられているのではないかと計算している人もいた。 ◆〔特別情報2〕 総裁選の2カ月半ほど前から、いわゆるジャパンハンドラーは安倍晋三前首相を切ったという話が確かにあった。CSIS系のジャパンハンドラーは、いわゆる「小石河連合」の小泉進次郎、石破茂、河野太郎らにシフトした。米国は岸田文雄ではなく河野太郎を次の総理にと考えていたのも間違いない。この小石河連合の3人に加えて、ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係学研究所の研究員だった福田康夫元首相の息子・福田達夫も「刷新の会」というのを立ち上げさせ、「小石河連合」に加えて使おうとした。そもそもなぜ米国は、それまで利用していた安倍を切ったのかというと、安倍は浜田幸一を通じて日本を売る政策を打ち出してきたけれども、右傾化が強くなり、米国のハンドリングから完全に外れていったため、切られたということだ。右に行き過ぎているので、安倍を切って河野にしようという流れだった。ところが、福田達夫が最後は岸田に乗り換えた。 今回の選挙で、落とされた人というのは、世代交代などとももいわれているが、そういうことよりも、かなり意図的に落とされた印象を持っている。逆にどうして当選できたんだという人もいる。例えば、京都4区の北神圭朗だが、過去の選挙で2009年の政権交代のときに小選挙区で圧勝した以外は、全て比例復活も叶わず落選し、そのうち一度は比例繰り上げ当選と、選挙に弱かった人が、今回は小選挙区で当選している。しかも無所属での当選という快挙だった。なぜそうなったのかはわからない。何か意図(大きな力)が働いたのかと勘繰るところなのだ。… … …(記事全文4,072文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)