━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年11月5日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 政権交代につながる野党共闘を潰す仕掛けとしての維新は4倍に迫る議席増となったが、「維新バブル」はいまがピーク。躍進していながら、誰も代表になりたがらず、やがて衰退し最後は消えていく。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、昨日に続いて、投資家のプロで野党側の選挙に携わってきた情報通からの特別情報である。 保守の人たちは、完全に共産党を外したい。本当に野党がひとつになったら、自民党は本当にひっくり返されてしまうからだ。だから自民党にとってはなんとしても野党共闘を潰さなければならない。しかし日本の政界で、本気で政権交代をいう人は、小沢一郎先生以外誰もいない。しかも、小沢先生がトップに立って陣頭指揮をとれば、間違いなく政権交代されてしまう。だから、そうなっては困る人たちは毎回、小沢先生を潰しにかかってくるのだ。実際に、これまでに何度も潰しにかかった。政治資金問題、未来の党、希望の党、すべて政権交代阻止のための「小沢潰し」だった。ところが小沢一郎は、一回では潰されない。なぜなら、本気で政権交代を天から与えられた使命、自らの天命として奮起してきたからだ。そのことを野党支持者で理解している人は少ない。逆に潰しにかかってくる側のほうこそ、理解し恐れてきた。今回の選挙、政権交代につながる野党共闘を潰すために、まずは、一番問題の共産党を外させるための仕掛けが必要だった。 そこでまずは、一時的に維新が使われた。今回、維新は4倍に迫る議席を増やしたわけだが、しかし、自公政権に使われただけだということを彼ら自身がよく知っている。だから、先々、党首になろうという人がいない。これが「維新バブルのピーク」だということを松井も吉村も知っている。どんなに躍進しても、政権交代するほどの政党には成長しない。おこぼれの「受け皿」としての第三極が「維新バブル」のピークであって、かつてあった「みんなの党」と同じく、自民党の別動隊として第三極に利用される党は、やがては衰退し最後は消えていく運命にある。躍進していながら、誰も代表になりたがらない政党なんて、本来ありない。 維新の松井一郎代表は再来年の市長の任期までで、その後は政界を引退すると言っている。その後を続けると、せっかく儲けた資金が、政党維持のための持ち出しばかりになってしまうし、そもそも悪事に手を出しているので、まかり間違えて自民を脅かすほど、これ以上大きくなると自身が抱えるスキャンダルが暴かれてしまう。既に、タンマリ儲けたので、ここでおしまいということを決めているのだ。政界から足抜けして、あとは悠々自適に言いたいこと言って余生を楽しむことを決めている。勝ち逃げするということだ。 ◆〔特別情報2〕 しかし、小沢先生は本気で政権交代を天命として粉骨砕身活動してきた。水面下では、維新のことも穏健派右派として野党共闘に取り込む動きをしていた。それは小沢先生にしかできない荒業だ。また一方、保守は共産党を除外して潰そうと考えるが、小沢先生は違う。共産党も取り込んで大きな塊となり、共産党も維新も国民もれいわも、場合によっては清和会を除く自民党までも取り込むくらいの、保守二大政党を目指していた。かつての自民党がそうであったように、ウィングの広い、懐の深い野党共闘を目指していた。その共闘こそがまさに、小沢先生の目指す「民のかまど」の理で自公と対峙する。いまの自民党にとっては一番恐ろしい戦略なのだ。もちろん、そのときには共産党は党名も変え、綱領も変えることになる。自民党にとっては、それをされてしまうことが最も恐ろしいことであるし、それをさせまいと、あらゆる手を使って小沢潰しをしてきた。… … …(記事全文4,956文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)