━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年10月22日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 控訴を突如取り下げ、3年の実刑判決が確定した河井克行は、人身御供。取引に応じた。刑が確定したことで、今後この事件については一切、調べられない。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われ、一審で実刑判決を受けた元法相の元衆院議員河井克行被告が21日、東京高裁への控訴を取り下げ、懲役3年、追徴金130万円の実刑が確定した。 なぜこのタイミングでと憶測が飛ぶなか、いつもの二階派の重鎮とは別の人物のルートから情報が飛び込んできた。「河井克行は、人身御供。3年の実刑判決を受け控訴していたが、21日に突如取り下げた。河井が懲役を受け入れ刑が確定し、今後この事件については一切、調べられない」という。 今回の情報が届いた二階派の重鎮とは、いつもの重鎮とは別の人物だ。今回の選挙で引退を余儀なくされ、代わりに息子を比例に押し込んでもらったはずが、他県に飛ばされ臍を噛んでいる重鎮の部下が、河井克行についての内情をぶちまけた。 控訴して刑が確定しない間は、調査が継続されてしまう。そこで河井は取引に応じた。相手は甘利明幹事長だ。取引の詳細な内容はわかっていないが、恐らく、「懲役に行け。その代わり、戻ってきたら面倒をみる。懲役中のことも心配するな」というものだろう。元法務大臣が、実刑になるなど前代未聞、あり得ない話だ。執行猶予がついてもおかしくないところだ。だから控訴していた。しかし選挙に突入。自民党にとっても、再登板を狙う安倍にとっては、マイナス材料であること間違いない。そこは、公正に裁いたという印象を国民に示す意味で、全ての罪を被ってもらって懲役を受け入れてもらったほうがいい。自民党へのダメージを少しでも避け、そして安倍にとっては問題がひとつ片付く。あとは「桜を見る会」の再捜査だけだ。こうなってくると、甘利が片付けたというとで、安倍も麻生も甘利のやることに今後も「ハイ、ハイ」と言いなりになっていくことだろう。 ただし、1.5億円の資金源についての説明はどうなっているか。自分が配ったということを認めているが、「配れ」と言われてカネを受け取り配ったのが、誰に「配れ」と言われたのかについてはまだ話していない。おかしい話だ。けれども、これで終わりになる。河井は取引のなかで、間違いなく拾われている。「ここで控訴してゴタゴタすると、再登板する安倍に悪い。ここは責任を被ってくれ」という話だ。恐らく、執行猶予がついてもおかしくない経歴にキズのない人だから、一年半くらいで出てくる。一年しないうちに仮釈放になるかもしれない。出てきて「みそ(禊)いだ」ということになる。実際、河井克行に対して同情している人も多くいる。河井は自分が配ったことがアダとなった。本当ならば、後援会長や運動員に配らせるところを自分が派手に配ってしまった。選挙事務所にはカネを配るやつがいて、本人にキズがつかないようにするものだが、妻の選挙に夫が自分で配ってしまった。そんなバカがいるか。それだけいい顔したかったのだろう。 党から出たといわれている1億5千万円のうち、半分は安倍がとっているという話だ。その話を封じ込めるために、河井には条件を飲んでもらい、禊に行ってもらうことにした。一回、判決が出て事件に関しては、さらなる司法介入はない。… … …(記事全文3,898文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)