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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

側近のスパイ行為により「二階・菅ライン」は瓦解。出馬さえ危ぶまれていた菅義偉前首相と二階俊博前幹事長だったが、「もう一度がんばる」と再起をかけて出馬、巻き返しを約束したという。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年10月20日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 側近のスパイ行為により「二階・菅ライン」は瓦解。出馬さえ危ぶまれていた菅義偉前首相と二階俊博前幹事長だったが、「もう一度がんばる」と再起をかけて出馬、巻き返しを約束したという。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは自民党二階派「志帥会」の重鎮からの特別情報である。 総裁選の半年以上前から、二階俊博前幹事長の側近で常に二階の傍らにいた林幹雄が二階から離れて、代わりに野田聖子を二階の傍に置かせて世話をさせた。それも単なる交代ではなく、二階が誰と、いつどこで会ったのかといったことを逐一報告させる、いわば監視のためのスパイを半年以上も前からさせていた。そうやっておいて、林は二階から離れていたのだが、野田聖子から伝わってくる報告を林はどうしていたのかは、まだはっきりとはわかっていない。ただ、野田聖子が総裁選に出るに当たって林は、推薦人集めを助けていた。  二階は、ある時期から野田聖子を二階派に入れようと考えていた。野田聖子の後ろ盾でもある古賀誠から頼まれた可能性がある。古賀と二階は、いわゆる兄弟分の間柄だ。野田聖子を派閥に入れるために、側近である林に「面倒をみてやってくれ」と頼んだ。ところが林は、二階の頼みに内心では面白くなく、へそを曲げていた。そこから林の態度が変わり始め、二階派のなかに、林の派閥をつくり始めていた。しかも二階派の、政界を引退した古株の参与と呼ばれる人たちをも、二階から遠ざけるよう画策した。二階を幹事長室に入れてカギをかけて出られないようにして常に見張り、二階に面会に来た人に対して誰も幹事長室には通さないようにして会わせなかった。また毎週行われている派閥の会合においても、参与からは2万円の費用をとるようにして、徐々に遠ざけていくように仕向けていたし、二階自身、そうした変化を知らされていなかった。以前の二階なら、そうした変化には神経を尖らせて気を使っていたが、もう執着もなくなっていたようで、「みんな来ないけどどうしたんだ」と呟く始末。その間に、林は甘利明と連携をしていった。 ◆〔特別情報2〕  河村建夫も、二階に力がなくなったために、甘利の言うことに従わざるを得ず、山口3区からの出馬を取りやめて引退を決めた。その代わり、長男の河村建一を「比例中国ブロック」に立てるという話だったが、実際には「比例北関東ブロック」に変更になっていた。週刊ゲンダイの記事によると、15日に中国ブロックに建一氏の名前が入ったのを見て、『世襲で比例優遇はありえない!』と、安倍元首相が激怒し、弟で県連会長の岸防衛相に文書を出させたようです」(党本部関係者)ということで、子飼いの杉田水脈氏を猛プッシュしたようだ。  林幹雄はもともと甘利明とともに、近未来政治研究会(山崎派)に所属していたが、石原伸晃が会長になり石原派になったのを機に、林幹雄は山崎拓を通じて二階派「志帥会」に入った。そしてさらに同じ山崎派にいた甘利が立ち上げた「さいこう日本」にも所属している。
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