━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年10月4日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 安倍・麻生傀儡の岸田文雄首相が誕生。細田派は安倍派となり、再び安倍晋三元首相の再々登板の話が出てきている。安倍疑惑がクリアされるのを見越した一年後に引きずり下ろすことになるという。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは自民党二階派「志帥会」重鎮からのトップ情報である。 福田達夫が総務会長になったが、あれはおかしい。あの人事は、普通は出来ない。総務会長は大変な役職で、当選3回の議員では務まらない。総裁選終盤に安倍晋三元首相は、自主投票とみられていた自民党若手議員に一人1千万円を配った。それも「党風一新の会」の代表世話人になっている福田達夫を通じて配ったといわれている。実質、河野太郎を当選させるために決起したともいわれていた、「党風一新の会」で、参加した若手は自民党1~3回生(126人)の7割を超える約90人にのぼっていたので、それだけでも約9億円ものカネが動いた計算になる。当初は自主投票で河野に入れようとしていた「党風一新の会」若手議員たちは、河野から岸田に変更するグループと高市に変更するグループに分かれ、高市早苗に変更した人は、最後の決選投票では岸田文雄に入れることを約束させたという。つまり、河野を当選させるためという目的はもろくも崩れ、「小石河連合」(小泉進次郎・石破茂・河野太郎)は、カネにより篭絡された若手議員たちに、あっさり裏切られてしまったということだ。そして、代表世話の福田達夫は、自民党総務会長に就任した。 総務会長は総務会の議長を担当する重要ポストだ。幹事長、政務調査会長(政調会長)、選挙対策委員長(選対委員長)と合わせて党四役と呼ばれる。党大会・両院議員総会に次ぐ党の意思決定機関であり、常設機関としては党内最高意思決定機関といわれている。定員は25名で、議長は総務会長が務める。党の運営及び国会活動に関する重要事項を審議決定する。総務は党内各グループから均等に選出される傾向があるため、各グループの代理人といえることと決議が全会一致であることが慣例となってきている。全会一致の総務会を円滑に取りまとめるため、総務会長には経験豊富なベテラン政治家が多く起用されてきている。高度な調整能力が求められるからだ。そうでなければ、全会一致に取りまとめられない。それだけに、当選3回の福田達夫が任命されることは、本来は有り得ない人事だったということだ。 とはいえ、「党風一新の会」を率いる福田達夫を安倍晋三元首相が買収したことは大きい。清和会をめぐって安倍家と福田家には祖父の代からの因縁がある。安倍の祖父・岸信介元首相の岸派を源流とする「清和会」創設者は、岸信介元首相から派閥「十日会」を3億円で買い取った福田赳夫元首相である。その福田派である「清話会」を福田赳夫元首相から譲り受けたのが岸信介の娘婿であり安倍晋三の父である安倍晋太郎元外相であった。ところが、安倍晋太郎元外相は福田赳夫元首相から派閥を引き継ぐときカネを出さなかった。福田派は、安倍晋太郎にとっては義理の父から買い受けた派閥なので、カネを出す必要はないと思っていたのか、とにかく出さなかった。カネを出すことなく、タダで清和会会長に就いた安倍晋太郎は、ほどなくしてリクルート事件に巻き込まれるなか入院、汚職イメージを払拭するために派閥は、三塚博が会長となる。福田家と安倍家の間では、このときの怨念がいまも底流で続いてきていたわけだ。しかし今回、福田達夫に安倍元首相がカネを出したということでもあり、安倍は清和会の会長就任が確実となった。細田博之はもう高齢というとでもあり、細田派は安倍派となる。 そしてましたしても、一年くらい岸田にやらせて、安倍が再々登板する話が出てきた。やはり安倍は、もう一回やりたいらしい。一年経てば、安倍の疑惑もスルーされクリアになると見越している。一年後には、「岸田ではダメだ、ダメだ」と触れ回って引きずり下ろすことになるだろう。しかも再度総裁になれば、また3期続けてやれる。つまり再々登板で最長9年できるということになるのだ。だから、安倍政治を終わらせるためには、いまのうちに安倍・麻生を叩き潰しておかなければならない。そのためには二階がもう一度立ち上がって3Aを潰さなければならない。 ◆〔特別情報2〕… … …(記事全文4,150文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)