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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

◆「猶太思想及運動」四王天延孝陸軍中将著 第七篇 現代のユダヤ運動 第四章 第二世界大戦の序幕(其一) 支那事變(2)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年9月23日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「猶太思想及運動」〈下〉四王天延孝陸軍中将著  第七篇 現代のユダヤ運動  第四章 第二世界大戦の序幕(其一) 支那事變(2) ───────────────────────────────────  皇紀二千五百九十七年、即(すなわち)事變勃發の年の三月、上海郊外復旦大學教授連の機関雑誌「文摘」には日支戦争未来記が掲載せられた。それには多敷の数字を羅列して日支両國々力の比較をし、結論としては、日本は交戦年を重ぬれば物資の不足が原因となって人民に不平不満が起り、終には権力者に對する反抗となって内部から瓦解する、従って最後の勝利は支那に帰すると言ふのである。  父其の頃米國の一學者が支那に旅行して有名な馮(ふう)将軍に面會すると、将軍曰く、支那は近く抗日戦を開始するが、之には三年の準備が完了してゐる。實は一年経過すれば日本は物資の欠乏から紛糾が起って内部崩壊を起すから三年は必要は無いけれども、念の為に予備を取って三年とした。遠からず始めると云ふことを豪語した。此事はその學者から直接聞いた事で確實である。  右復旦大學教授會の役表も、馮将軍の豪語も符節を合するが如く、望を日本の内部崩壊に属してゐる点はモスコー大會決議の第三から出発して居ることが観取される。然るに一年は愚か三年を過ぎ日本は盆々結束が堅いので此上は他に戦争の拡大によって日本を疲弊させる外方法無きに至った。  同年六月二十三日即ち蘆溝橋事件に先(さきだ)つ事一一週間前に、上海特別陸戦隊司令官大河内少将は上海に國際會議を開催した。其會議には英、米、佛等の外交官と日支両國の代表が集まった。會議の要件は五年前の上海事件の際三月に停戦協定が出来たが今之が蹂躙され動(やや)もすれば再び上海が兵火の災を受けんとするので、その当時かゝり合ひになった外國の外交官も招いたのである。日支間の事は直接話し合へば善い事ではないかと、何故か澁(し)ぶったが終(つい)に止むなく出席した。問題は二つで、第一は呉淞(ごしょう)砲台は毀(こわ)れた儘(まま)修築せざると云ふ取極(とりきめ)に拘らず、支那側は着々之を修築中との情報があるが如何、第二は支那軍隊が上海に来ると争乱が起るから、砲弾々着距離から計算して太倉-嘉定の線から上海寄りには接近しないことになってゐるのに、蒋介石の中央軍は警察隊に變装して続々東進するもの数萬に及ぶとの情報があるが如何と云ふのであった。  之に對して、支那側の代表愈(ゆ)上海市長は、呉淞砲台の修築云々は全然事實無根である事を責任を以て即答出来るが、中央軍が続々東進中云々は何とも一存を以て答へ兼ねる、何れ中央政府へ照會の上回答するとの事で散會したが、終に事變勃発迄何等の回答なく、八月九日大山海軍大尉を虹橋飛行場正門側に於て射殺することによって回答した。  蘆溝橋事件前二週間支那側か着々戦備を修めたる事は右の事實によっても明白にして単なる突発的衝突に非ざることを認めなければならぬ。
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