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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

2006年国政(補欠)選挙初陣勝利で政権交代への機運をつくった太田和美元衆院議員が柏市長選出馬へ、「野党共闘のジャンヌ・ダルク」となって再び政権交代へ弾みをつけることになるだろう

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年9月14日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006年国政(補欠)選挙初陣勝利で政権交代への機運をつくった太田和美元衆院議員が柏市長選出馬へ、「野党共闘のジャンヌ・ダルク」となって再び政権交代へ弾みをつけることになるだろう ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の野党4党が8日、国会内で、野党共闘を呼びかける市民団体「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)との政策合意に調印した。(朝日新聞)  これまで野党共闘には一定の距離を置いてきた、れいわ新選組の山本太郎代表も調印式に顔を揃えカメラの前で、共にガッツポーズを示した。7月中旬、山本太郎代表は政治の師匠と面談し指南を受けていた。  小沢一郎先生は、立憲民主党の馬淵澄夫と、れいわ新選組代表の山本太郎と会談をしていた。山本太郎は2019年4月、自由党と国民民主党との合併話が進むなか、消費税ゼロと脱原発だけは譲れないと合併には合流せず、れいわ新選組を設立した。当時は、山本太郎ブーム到来で注目を集めていたわけだが、しかし、大きな組織を小さくしては、数の論理で勝てなかった経験を経てきている小沢一郎先生としは、政党組織としてはまだ、足腰の弱い山本太郎を心配していた。7月21日の参議院選挙では、比例区特定枠の舩後靖彦と木村英子が初当選するも、山本は当選者を含めた比例区の全候補者の中で最多の991,756票を得ながら3議席を得る得票数に至らず落選に終わった。この点について小沢一郎先生は、比例区特定枠によって山本太郎が議員に残れないリスクをとった点を、最初から心配していた。議員でいればこそ発言も行動も注目されるのだが、議員でなくなればブームの熱も次第に冷えていく。あれだけ山本太郎の一挙手一投足が注目されていたブームも、マスコミへの露出は減るとともに熱は冷えていき、そこへ追い打ちをかけるように新型コロナ禍で街頭演説も以前のようには行えない状況になっていた。2019年当時、れいわ新選組の支持率は4.3%を記録していたものの、いまや社民党を下回りN国と並んで0.2%にまで落ち込んでしまっていた。そうなってくると寄付金も思うようには集まらなくなり、事務所の移転も余儀なくされてしまった。そうなると、もはや選挙の台風の目とはなりきれず、れいわ新選組として候補者を立てたところで、野党に対しても与党に対しても、影響を及ぼすことはできない。山本太郎が参議院議員として国会に残り、発言を通して注目されることで、影響力を保っていれば、再び選挙の台風の目となり得たかもしれないが、山本太郎自身が議席を落としたのでは力を失っていく。そうなってくると、逆に山本太郎の存在が政権交代の足を引っ張るということになってしまい、このままでは政権交代の邪魔な存在にもなりかねない。 ◆〔特別情報2〕  小沢一郎先生としては、潜在的なパワーを持っている山本太郎を、政権交代のネックにさせたくない。そういう思いで、野党共闘に入るよう説得を続けてきていた。山本太郎がこだわってきた「消費税ゼロ」の政策にしても、政権を失うという危機感に迫られている自民党が言い出す可能性さえある。自民党にそれをされてしまうと、もはや、れいわ新選組は存在価値を見失ってしまうことになる。「山本太郎の力を野党共闘に貸してほしい、そのうえで一緒に、自民党に対峙してもらいたい」と強く説得した。
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