━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年9月1日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ビン・ラディンのボディガード組織のリーダーがアフガニスタン国内に潜伏していることが判明。アルカイダが反タリバン勢力と繋がって紛争を起こしていく可能性が高い。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これはアフガニスタン情勢に詳しい外国人ジャーナリストからの特別情報である。 国際テロ組織「アルカイダ」を設立し初代アミールだったウサマ・ビン・ラディンは、2001年9.11の嫌疑がかけられ、潜伏先のアフガニスタンに対しては身柄引き渡しを要求していた。これに対してアフガニスタンのタリバン政権は米国への引き渡しについては拒否し、別の中立国での引き渡しなら応じるとした。しかし米国への引き渡しに応じないアフガニスタンのタリバン政権に対し2001年10月7日、空爆を開始したのだった。ビン・ラディンはアフガニスタン潜伏中、常に複数のボディガードで警護されていた。そのビン・ラディンは既に亡くなっているが、ボディガードのリーダーだったアミン・アル・ハクが、米軍撤退の前日である8月29日、アフガニスタン国内にいることが判明した。アミン・アル・ハクは一度、パキスタンの治安当局に捕まっているが、2008年に証拠がないということで解放されていた。そのアミン・アル・ハクが現在、アフガニスタンにいるということは、アフガニスタン国内でアルカイダがタリバンに対して、妨害するような何かをやらかそうとしているのではないかと警戒感が高まっている。アルカイダは反タリバン勢力と繋がって紛争を起こす可能性が高い。 いまガニ大統領のもとで第1副大統領を務めるアムルラ・サレー氏がパンジシール州に逃げて、「私が正統な暫定大統領だ」とツイートしたわけだが、日本にあるアフガニスタン大使館にはガニ大統領に代ってアムルラ・サレー氏の写真が掲げられている。タリバンは、政権発足時の混乱を避けるために、政治のトップには大統領を置かず首相にすることも考えられる。 反タリバン勢力の最後の砦となっているパンジシール州では、タリバンと反タリバン勢力との間で戦いが続いている。タリバンはパンジシール州に通じる道路を封鎖し、物資が運ばれないよう、いわゆる兵糧攻めにしている。そのため反タリバン勢力が降参するのは時間の問題とみられる。ちなみに、タリバンがカブールの直前まで進軍しながら、米軍には撤退までの間、カブールの安全管理を任せると言ったのに対し、米軍がそれを拒んであっさりカブールを明け渡したのも、カブールへ通じる道路をタリバンが封鎖するかもしれないことを警戒したからだろう。かつてオスマントルコ帝国の時代に、現サウジのメッカに駐留するトルコ軍と、国王の軍隊との間でも同じようなことが起きたことがあった。メッカに通じる道が封鎖され、籠城するトルコ軍のもとには食糧などの物資が入らなくなり、さらに聖なるメッカを血で汚すような戦争をしてはならないという掟もあり、やがてトルコ軍は降参したのだった。 ◆〔特別情報2〕… … …(記事全文3,223文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)