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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

国連安保理はタリバンを国際テロ組織リストから外すことを決定。タリバンは「米国の20年もの長い戦争で3千人近くもの米国人を死なせた。米国の撤退に世界は学ばなければならない」と表明。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年8月31日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 国連安保理はタリバンを国際テロ組織リストから外すことを決定。タリバンは「米国の20年もの長い戦争で3千人近くもの米国人を死なせた。米国の撤退に世界は学ばなければならない」と表明。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、中東情勢に詳しい外国人ジャーナリストからのトップ情報である。  米国は、アフガニスタンの大使館を閉鎖し、カタールに移転すると決めた。撤退期限の8月30日の夜11時59分に最後の飛行機が飛び立った。そこに、臨時の大使と軍隊のチーフたちはじめ最後の米兵たちが、苦しい表情で飛行機に乗り込んでいった。管制塔など空港施設を明け渡され、最後に飛び立つ飛行機を見届けたタリバン兵たちは、取り戻したカブール空港で喜びのパレードをした。タリバンのスポークスマンは「アフガニスタンは独立した。米国は歴史のなかで20年という最も長い戦争をし3千人近くもの米国人を死なせた。アフガニスタンを狙う他の国々のための学びの歴史を刻んだ。もう世界はどこの国もアフガニスタンには手出し出来ない。米国の撤退に世界は学ばなければならない」と表明した。アフガニスタン全土にいるタリバンは歓喜の祝砲を打ち上げ「感謝は全てアッラーのためだ」と讃え、国土を取り戻したことへの歓声に沸いた。ちなみに戦死者は米兵だけで3千人近くになるが、NATO軍の戦死者はまた別だ。そして、国連安保理は、タリバンをテロ組織リストから外すことを決定した。  その背景は米軍に協力したインドの存在があった。インドは、いかにもタリバンが起こしたかのように見せかけたテロをパキスタンで起こし、パキスタンとアフガニスタンの間を離反させようとしてきた。ところが米軍の撤退が決まってからは、インドが引き起こしたテロ行為に対してタリバンからの報復が始まるのではないかと怯え、インド兵たち1500人がカンダハルの総領事館に逃げ隠れていた。ところが、タリバンは一切武力行為はせ、それでころかインド兵たちが安全に帰還できるよう協力したため、インド兵たちは無事にインドに帰還できのだった。そのことでインドはタリバンに感謝し、いち早くタリバン政府を認めようと動いていた。現在、インドは、国連の非常任理事国になっており、タリバンを認めるよう国連で率先して動いたとみられ、タリバンはテロ組織指定から外れた。インドは、タリバンに謝って仲直りし関係を修復したいと必死になっている。ドイツもタリバン政府のアフガニスタンを援助すると方針が変わった。世界がタリバン政府を認める流れになりつつある。タリバンは、米国に軍事的に勝っただけでなく、撤退の安全を守り協力することで、世界的な勝利を収めた。 ◆〔特別情報2〕  アフガニスタンは米軍撤退が完了して一夜明け、アフガニスタンは静かになっている。カブール空港での自爆は「イスラム国」の犯行と報道されたけれども、調査したところ一般国民2名による自爆だったことが判明した。イスラム国は爆破やテロが起きるとなんでも、自分たちの犯行だと声明を出すので、実際に彼らの犯行かどうかは当てにならない。このときの爆破で米兵19名(欧米の報道では13名)が亡くなったといわれている。そのほとんどが二十歳の米兵として報道されているけれども、彼らは、20年前にアフガニスタンに侵攻してきた米兵たちの子どもたちで、アフガニスタンで生まれ、アフガニスタンで育ち、米国の地を知らない若き米国人たちであり、しかも報道では兵士として紹介されていたけれども、兵士ではなく一般人だった。彼らは、米軍のキャンプの地に、自分たちの学校や病院などをつくり贅沢に暮らしていた。そしていま、アフガニスタンには、最終的に200人の米国人が残っているという。彼らは、アフガニスタン人と結婚して家族を持った人たちで、米国への帰国を断念した人たちだ。  いまバイデン大統領が、アフガニスタン撤退の失策により、国民から「辞めろ、辞めろ」と可哀そうなくらい猛烈に批判されている。
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