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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

米国から政権承認の条件を受け入れたタリバンは、新政府に女性3人の入閣を内定。イスラム教の国々は「スーパーパワー(超大国)たちの墓場アフガニスタン」との見出しでタリバンの勝利を称賛した。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年8月18日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 米国から政権承認の条件を受け入れたタリバンは、新政府に女性3人の入閣を内定。イスラム教の国々は「スーパーパワー(超大国)たちの墓場アフガニスタン」との見出しでタリバンの勝利を称賛した。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、アフガニスタン情勢に詳しい外国人ジャーナリストからのトップ情報である。 ウズベキスタンが撃ち落したというアフガニスタンから飛び立った飛行機1機については、ウズベキスタンが誤爆してしまい、その他22機はウズベキスタンに無事に着陸していたことがわかった。それらは全て米軍の戦闘機であり、アフガニスタンに残しおくことで戦闘機が中国の手に渡らないように、一刻も早く国外へ持ち出そうと、ひとまずウズベキスタンまで飛ばしたのだった。いずれの戦闘機にもアフガニスタンからの逃亡者は乗っていなかった。  いまや米国は、中国やロシアに先を越されまいと、タリバン政府を認める準備を急いでいる。特にアフガニスタンの戦闘において中国はこれまで、常にタリバンを助けてきた。米軍が撤退すると決めてからタリバンの代表たちは、中国にかなり出向いて打合せや相談をしてきていた。  日本時間の17日の午前5時頃に、バイデン大統領の演説があった。これまで米国は、アフガニスタンとの戦いで勝利を収められないことを、常に隣国パキスタンに原因があると言ってきた。ところが、今回のバイデンの演説では、「タリバンと戦うために30万人のアフガン軍には報酬も与え武器も渡して、何兆ドルという莫大なお金を使ったけれども、タリバンのような『戦う勇気』は渡せなかった。それが我々の失敗のもとだった」といった内容を語っていた。  アフガニスタン自体が決して裕福な国ではなく、タリバンのなかには裸足で戦っていた兵士も珍しくはなかった。武器以外何も持たない兵士だったが、しかし、「戦う勇気」だけは、どこの大国にも負ないくらい強く持ち続けていた。  米国はタリバンに対してタリバン政府を認めるために2つの条件を伝えた。ひとつは、女性の権利を認めること。タリバンは米国からのタリバン政府承認のための条件をのんでおり、そのため、アフガン軍が残していった放送局を丸ごと抱え、女性キャスターをはじめ全ての女性職員を含めたスタッフをそのまま雇った。そしてもうひとつの米国からの条件は、テロリストの応援をしないということ。もともとタリバンは、イスラム国やアルカイダといったテロを応援したグループではない。そうしたテロリストのグループは、タリバンとは関係なかった。いま、そうしたテロリスト組織がアフガニスタンに入って何か行動しようとすると、タリバンに殺されるということがわかっている。そもそも「イスラム国」は米国CIAが組織したテロ組織だった。
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