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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

安倍晋三前首相・麻生太郎副総理兼財務相・甘利明税調会長に岸田文雄前政調会長も加わって束になり、二階俊博幹事長を菅義偉首相から引き剥がして追いやり、そして菅政権を倒そうと画策している。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年6月1日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 安倍晋三前首相・麻生太郎副総理兼財務相・甘利明税調会長に岸田文雄前政調会長も加わって束になり、二階俊博幹事長を菅義偉首相から引き剥がして追いやり、そして菅政権を倒そうと画策している。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、二階派「志帥会」重鎮からのトップ情報である。  二階俊博幹事長は、安倍晋三前首相・麻生太郎副総理兼財務相・甘利明税調会長・岸田文雄前政調会長に追いやられている。そのなかで、菅義偉首相は、二階と安倍・麻生・甘利・岸田との間で、板挟み状態になっている。きっかけは、2019年参議院広島選挙区において、河井案里陣営に1億5千万円を提供した自民党本部の決定の件の5月17日の会見で、「私は関与していない」と発言していた二階俊博幹事長だったが、横で同席していた林幹雄幹事長代理が「実質的には選対委員長が広島を担当していた」と述べ、甘利に水を向けたことから始まっている。甘利が激怒し、安倍と麻生、甘利のいわゆる「3A」が半導体戦略推進議員連盟を新たに発足させ、二階を牽制した。そこに選挙区の公認問題で二階とは何かと軋轢のあった岸田も加わって束になり、菅から二階を切り離し、最終的に彼らは菅政権を倒すことを画策している。  もともと、麻生と甘利と菅は、故中川昭一とともにそれぞれの頭文字をとって「NASAの会」を2008年に結成していた仲間だ。第一次安倍政権が退陣し、突如、総裁選出馬を宣言して福田康夫が総理となったわけだが、もともとポスト安倍を狙っていた麻生が、トンビに油揚げの如く、福田康夫に総理の座を奪われてしまったことに端を発している。福田が総裁になるよう、民主党代表だった小沢一郎先生が水面下でうごめいていたと噂されている。その反撃のために結成されたのが、「NASAの会」ということになる。後に「NASAの会」は、第二次安倍政権誕生の立役者にもなっていく。麻生の選挙区は福岡だが、祖父・吉田茂の邸宅は神奈川県大磯にあり、麻生、菅、甘利は神奈川人脈ということでも結びついている。  ちなみに、「桜を見る会」の飲食物提供を毎年、入札ではなく随意契約で受注を受けていたことで問題視された旧ジェーシー・コムサ(現・株式会社デルソーレ)だが、当時は安倍のお友達として批判の的になっていたけれども、実は安倍よりも麻生のほうが、繋がりが深い。CEOの大河原毅と麻生とは、互いの祖父の代からの深い繋がりがある。大河原の祖父は、明治維新前後から生糸の貿易を営む名家で、吉田茂のスポンサーでもあった。現在の横浜磯子区の港の見える約3000坪(1万平方メートル)の敷地に住んでいたという。  それだけ、麻生・菅・甘利の「3A」は神奈川県人脈として結束しているわけだが、実は二階も、国会議員になってから自宅を横浜に構えており、神奈川県人脈といえる。それもあって、菅の最大のスポンサーだったハマのドンこと藤木幸夫会長とも親しくなり、藤木の密命を受けて、菅を総理にするために尽力したのだった。ただし、妻を亡くしてからは、議員宿舎住まいが続いている。 ◆〔特別情報2〕
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