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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

株式の暴落とともに、何でもありの仮想通貨バブルは終わり、本物のプロジェクトが大上昇する。DeFiというフィンテクのブロックチェーン版により、今までのような金融機関だけが儲けるビジネスモデルは終焉する

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年4月29日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 株式の暴落とともに、何でもありの仮想通貨(暗号資産)バブルは終わり、本物のプロジェクトが大上昇する。DeFiというフィンテクのブロックチェーン版により、今までのような金融機関だけが儲けるビジネスモデルは終焉する ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  本日も、米国在住30年の個人投資家satoko女史から届いた、以下、世界経済トップ情報である。  銀相場と並行して進行しているのが、仮想通貨、暗号資産の世界だ。この数か月間、バブル状況みたいに見えるが、前回の2017年末がICOとクリプト・キティのバブルだったのに比べ、今回は、その時にICOの対象だったコイン・トークンが本格始動をして、実際に使われ始めていることを考えると、やはり本物のプロジェクトはあるなと考えている。バブルとは言っても、ビットコインやイーサーなどの大型銘柄を除き(これは去年、金融機関が安値で買いまくっていたので、今のバブルは市場操作とみられる)、全般的には前回ほどには高値になっていない。今回のバブルは機関投資家の参入があり、けた違いの資金が投入されているが、機関投資家はビットコインとイーサーに集中投資している。前回のバブルの頃は2000種類くらいしかなかったコインが、今は1万もあり、投資資金が分散するから、ビットコインとイーサー以外は、それほど価格は上昇しない。  何年も前から騒がれていたNFT(ノンファンジブル・トークン)も、最近、いろいろなプラットフォームで稼働を開始しているが、へんなイラストに何億円も払うバカがいるのだと笑ってしまった。そういうのはすぐに消えていったが、株式とか不動産とかのNFTは、これから伸びる。まあ、株式の暴落とともに、何でもありの今のバブルは終わり、ブロックチェーンの世界でも本物のプロジェクトがその後、大上昇するのだろう。  アメリカの大手の仮想通貨取引所のCoinbaseがNasdaqに上場したのが、最高値のシグナルかなと思う。日本の取引所でも買えるリップルが、訴訟問題から解放されたのも、良かった。しかし、この2年間くらい、ずっと言われてきたことだが、「DeFi(ディーファイと発音する)=Decentralized Finance・分散投資の略」というフィンテクのブロックチェーン版が、これからの金融業界を大きく変えて、今までのような金融機関だけが儲けるようなビジネスモデルは早晩、終焉するだろう。それがわかっているので、アメリカでは金融機関が一生懸命にブロックチェーン業界の会社を買収したりしているが、今までの銀行・証券は本当になくなると見ている。例えば、新しいDeFiでは、利子が少なくとも2%、多ければ、8%とか15%つくので、うまくやれば、利子だけで生活できそうだ。その上に、主だった新しいプロジェクトではStakingというのがあり、プラットフォームの運営にあたり、一般のコイン保有者の参加を呼び掛けて、それに応じてコインを拠出すれば、分配金が来る。2017年のバブルの時にも、その先駆けのようなプロジェクトはあったのだが、決済くらいしか使えなくて、結局、今回のバブルでもあまりパッとしなかった。それに比べると、新しいDeFiは、とにかくすごい。お客のことを本当に考えて商品・サービスを作っている。ローンなども、私はまだ利用したことはないが、既存の金融機関に比べて、貸し手と借り手の両方にとって本当に利率がいい。 ◆〔特別情報2〕  それに比べると、昔からあるビットコインは、やはり将来が見えない。いくら6万ドル超えたと言っても、ビットコインを運営するのに、アルゼンチン一国の電力消費量と同じくらい電力を使っていて、これからその量がふえるばかりだとなれば、全く現実的ではない。もう使命は終わっていると思う。金融機関が一生懸命に去年、ビットコインなどを買っていたが、Wall Streetが「ポートフォリオの1%は仮想通貨にしましょう」と言って、今、投資家に売ってもうけているので、そういう意味でも、もう終わりだろう。またイーサー(イーサリウム)も、手数料がこのバブルで非常に高くなったので私は不満だ。送金手数料がバブル前は、50円とか100円だったのに、バブルで2000円から5000円位になった。確かに、前回のバブルの時よりはましだし(前回のバブルの時は、2万円位かかって2日間も待ったことがあった)、近々アップグレードすればまた手数料は安くなるらしいが、いたちごっこだ。他の大型プロジェクトでは、EOSなども全然約束していたことが実現していない。こういう大きなプロジェクトはなかなか生き延びるのが難しいのかもしれない。ものすごいスピードで技術が進化しているので、それについていけないのだろう。
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