━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年4月18日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「猶太思想及運動」〈上〉四王天延孝陸軍中将著 第五篇 猶太の運動(前紀) 第四章 シオン運動(シオニスム) ─────────────────────────────────── ユダヤ人他民族への同化を憂ふ……ヘルツル博士の進出。 猶太人が五千七百年の古い歴史を持ち、今猶(な)ほ其の信ずる所を改めずに、外部からの壓迫(圧迫)が彌々(いよいよ)甚だしければ其結束彌々(いよいよ)堅固になつたことは、世界の謎として驚嘆に値する。然るに近世に至りユダヤ人の一部に多少思想の動揺を生ずるに至つたのは物質的文化、科學発達の爲である。 從來ユダヤ人は聖典に教へられた通りに、救世主は降臨する、そして其は完全な人格を備へた救世主でパレスタインを復興し、ここに祖先伝来の國民的生活が出來る様になると確信し、現在の放浪生活難行苦行は、自分等の祖先が犯した罪の酬ひで致方はない、之に堪え得れば則ち神は積年の希望を叶へて下さるものと信じてゐた。 然るに西欧の文化殊に科學の発達はキリスト教徒中に懐疑派を生じたと同様に、ユダヤ教徒中にも不信の徒を生じ無神論者迄出るに至つた。無神論とまで行かなくとも、救世主とは人格を備えた人でなくて、他の神秘的のものであろう。自分等の放浪は全く他民族からの壓迫(圧迫)虐待等人爲的の事柄で、神の試練では無い。既に放浪が人爲的である以上は之を矯正するのにも人爲的の方法が無い筈は無い。即ちユダヤ人は自己の努力によつてパレスタインを復興し、そこに民族生活を営まうと云ふのがシオン運動である。即ち前のは神秘的の他力本願であり、後者即ちシオン運動は現實的の自力本願である。此の両者を合して始めて人事を尽して天命を待つ所の本格的のものになるので、恐らくユダヤの有識シオニストは左様に考へて居るのであろう。 右の如くシオニスムの主とする所は、何時迄も茫漠たる夢の様な預言ばかり頼つて、時を空費してゐると、其間に外界の悪風は、ユダヤ人の信仰を破壊し、民族的結合を破る虞(おそれ)があるから、兎も角何れかに結合の中心を目に見える所に形造らなければならぬ。而てそれには祖先伝来の聖地パレスタインの復興を以て最も適當とすると考へた。… … …(記事全文4,461文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)