━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年4月12日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ミャンマーの政変は、軍事クーデターということになっているけれども、実はアウンサンスーチーの身を守るためのクーデターであり、アウンサンスーチーは最初から、そしていまも国軍によって守られている。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 今回も先週に続いて、ミンヤマー情勢に詳しい外国人記者からの、分析を以下紹介する。 アウンサンスーチーは、もし国外に出たら殺される。彼女はものすごく複雑な存在だ。当然、イスラム教の人たちにも嫌われているし、外に出たら暗殺される。軟禁状態にいることで身の安全が守られている。アウンサンスーチー自身もそのほうが安全だということを知っている。彼女は、もともと政治的にも、また思想的にも考えがまとまっている人ではない。フラフラといろいろなところからのアプローチになびいて影響を受けてしまうところがある。アウンサンスーチーは、国際的な人身売買に関与していた。そのことにより、処刑される可能性が高まっているなか、軍事クーデターが起きた。いまの状態のなかで、アウンサンスーチーは自分が殺されないように必死で自分を守っている。表面上は、軍事クーデターということになっているけれども、実はアウンサンスーチーの身を守るためのクーデターであり、アウンサンスーチーは最初から、そしていまも国軍によって守られている。国軍がアウンサンスーチーを殺害することはない。 ミャンマーは仏教大国であり、仏教以外の宗教を信仰している少数民族、主にロヒンギャをはじめとするイスラム教徒の少数部族の人たちを迫害し、虐待してきていた。人権派で人気のあったアウンサンスーチーでさえ、そうした迫害を黙認していたことで国際社会から非難され、ノーベル平和賞の取り消しを求める声も強まっている。しかし、それはミャンマーの国軍も一緒になってやっていたことであり、そのことが軍事クーデター後のミャンマー情勢を複雑にしている。 ミャンマーの仏教徒に対して、「仏教は平和の宗教のはずなのに、どうしてそんな残酷なことができるのか」と質問してみたけれども、それに対して、ミャンマーの仏教徒は何も答えられなかった。 ◆〔特別情報2〕 16世紀から18世紀にかけて興隆したムガール帝国にミャマーも含まれていた。仏教は、インドのヒンズー教から始まっていて、当然、基本的な考え方はヒンズー教に近い。… … …(記事全文3,173文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)