━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2025年3月26日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アラスカでの米中会談は、ブリンケン国務長官とサリバン大統領補佐官のアジア歴訪の帰路をとらえ、わざわざ楊潔篪と王毅が追いかけて行く形で実現。つまり中国はいま、完全にそこまで追い詰められている。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、上皇陛下の側近でMSA資金における最終承認者である吉備太秦からのトップ情報である。 米国務省のブリンケン国務長官とサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が、中国の楊潔篪(ヤンチエチー)共産党政治局員、王毅(ワンイー)国務委員兼外相と、アラスカ州アンカレジで18日に会談したわけだが、あれは米国務省のブリンケン国務長官とサリバン大統領補佐官が15日から日本と韓国を歴訪した帰路をとらえ、わざわざ楊潔篪と王毅が追いかけて行く形で実現した米中会談だった。つまり、それをもってしても、いかに中国が追い込まれているかがわかる。半導体は全て止められているところへ、バイデン政権になって少しは良くなるかと期待していたところが、貿易摩擦は相変わらずであり、むしろトランプ政権のときより一層貿易摩擦は強くなってしまっている。トランプはもともとが、ビジネスマンなので、ディールができたけれども、バイデンはディールが出来ない上に、人権問題のことばかり出して、半導体を含め全て貿易は止めてしまって、かえって中国包囲網は強まってしまっている。これは、中国にとっては誤算だっただろう。バイデンサイドがやった大統領選の不正選挙が蓋されたことで、逆に中国にとって思惑とは違う方向に向かい、クビが締まってしまった状態だ。だから、中国は口ではかなり強気のことを言い続けているが、内情は逆だ。普通、アラスカまで追いかけては行かない。それ自体が、中国が完全に追い詰められている証拠ということだ。 中国共産党自体が、いろんなところで暴動が起きて、モンゴルでも新疆ウイグル地区やネパールでもそんな状態であるし、インドとは戦争状態になっている。一帯一路についても、肝心のミャンマーがクーデター状態ということもあり、勢いは衰えてしまっている。北朝鮮も国民全員餓死寸前のところまでいっている。ロシアと組むとしても、プーチンは何枚も上手で、そう簡単に思い通りには運ばない。 中国は本当に大変な状況にある。香港はうそこまでやって、台湾も抑えようとしているけれども、強硬路線でやればやるほど、フィリピンやブルネイなど周辺国がどこも反発を強めている。日本とオーストラリアと米国とインド、そこに英国とEUも加わった「開かれたインド太平洋」ということで、完全に中国包囲網は出来てしまった。貿易についても、中国が「台湾のパイナップルは買わない」と言い出せば、「ならば日本が買いますよ」といった展開だ。もう国交があろうがなかろうが、中国がやることなすこと、全て裏目に出る。 ならば、いまの状態で中国が台湾に侵攻して軍事的なことができるかというと、はっきりいって出来ない。そこまでの戦力はない。英国もクィーンエリザベスが相変わらず台湾海峡にいるし、ヨーロッパも米国も日本もインドもオーストラリアもニュージーランドも含め、軍事的にも中国包囲網が出来てしまっている。中国と一番貿易量が多かったドイツでさえ、撤退し始めている。 ちなみに、イーロン・マスクが水素自動車を上海でつくって売りまくっていたけれども、いま大きくバイデン政権に圧力をかけられたことで株価が下がり、出荷台数も激減している。バイデン政権は民主党なので、人権問題がクリアにならない限りは、経済制裁、軍事制裁を含め、強くなることはあっても弱くなることはない。そのあたりがトランプ政権とは違う。トランプはアメリカファーストで米国が儲かりさえすれば、相手が中国であってもディールが出来たけれども、バイデンはそういったディールが一切できないというところだ。… … …(記事全文3,453文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)