━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年3月20日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「猶太思想及運動」〈上〉四王天延孝陸軍中将著 第四篇 秘密結社フリーメーソンリー 第一章 総説 第三節 標語と進み方と其の批判 (8) ─────────────────────────────────── 西暦千九百十八年十一月十一日午前十一時有名なコムピエーニユの森で休戦條約が成立し、四年半に亘る第一次世界大戦の休戦ラッパが鳴り渡つた。ラツパ計りでなく有らゆる無線電信、鐵道、汽船工場、寺院等は電波、汽笛、サイレンや鐘の音を以て平和來を伝へ之を祝福した。その正午にフランスの総司令部に於ても睨盃を上げ歓談を交へた。一人の學者が十一時の無線は世界の隅々まで行き渡つたであろうかとの話がキツカケとなり、こゝに居る人々の中では日本が一番遠い様だが何時に受信が始まったかとの質問が出た、 突嗟の場所であり経度の計算などをする暇はないから、仮に日本とフランスとを地球の反対極にあるとして、電彼が一秒間に地球を七周半するからその半分の時聞で屈く、帥ち略午前十一時○分十五分一秒から受信した筈と答へた。次には太陽だが之は光線が八分かかる、光線と電波を概して同速度を見做し、午前十一時八分に届いたと極まり、次には一光年かゝる星の所へは明年の十一月十一日でなけれぱ屈かぬ。百光年の距離にある星に若し吾々以上の文明を持た人類が棲息し、受信装置を持つて居るとしても、西暦二千〇十八年十一月でなければ届かない。その人類が吾人と同様な壽命の持主であれば、現に住んでゐる人々は知らずに終つてその孫か玄孫位の時に始めて届く訳である。然らば考へ方を変へて、反対にあちらから極めて精巧な天文鏡を以て此の地球を視て居る人が居るとしたら、この死闘の続いた世界大戦を見たであちうかと云ふと、百年後でなければ見えない、吾々と同時代に現在あちらで見て居るのは一世紀前の出來事を一生懸命に見てゐる訳だ。千八百十八年とは少し前になるがマア奈翁(ナポレオン)一世が白馬に誇り得意満面オーステルリッツに乗り込む所か、又はワーテルローで一敗地に塗れ失意の底に沈む所などを見て居るに違ひあるまいなどの話が沸いた。 アインシュタイン博士の説く如く現在は刻一刻過去に移り変りつゝありて、將來も亦やがて過去になるが、過去が將來になると云ふことは聊(いささ)か不可解であつたが、右の話を聞いて見ると、既に濟んだ第一世界大戦と云ふ過去のことが一年又は百年の後に他の場所で現はれる将来のことに属するのは有り得る事と默頭(うなず)かれたのである。 又既述の小因小果には少時間を要し、大因大果(佛教家は本因本果と云ふ)の現れには大きな時を要することもこの偶然の談話から頭に閃めぐのであつた。そして吾が神代の所謂天上界の積慶、重暉、養正等の大因(本因)は百年や千年のことでなく、もつと大きな時はかゝるであろうが本當に實現し來(きた)らざるを得ない、その果(はて)たるや六合一都、八紘一字の大理想の實現である。… … …(記事全文2,788文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)