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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

小池都知事はまたもや掌返しで、二階幹事長と自民党に見切りをつけ、得意の劇場型政治に持ち込もうと動き始めた。その一番目の生贄が森喜朗だった。次は東京オリンピックを中止し、国政復帰を狙っている

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年2月16日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 小池都知事は、またもや掌返しで、二階幹事長と自民党に見切りをつけ、得意の劇場型政治に持ち込もうと動き始めた。その一番目の生贄が森喜朗だった。次は東京オリンピックを中止し、希望の党を復活させて国政復帰を狙っている ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは上皇陛下の側近である吉備太秦からのトップ情報である。 森喜朗の会長辞任は、いろいろ利権が絡むなかでの大掃除第一弾だった。安倍も麻生も菅も二階も、その周辺の取り巻きも含め、結局は同じ穴のムジナだから、引き続き大掃除はしなければならない。  もともと東京オリンピック・パラリンピックは、招致するときに猪瀬都知事が、「東日本大震災の復興五輪」と位置づけ、福島から聖火リレーを始めて、日本がこれだけ復興したということを世界に向けてアピールするということだった。ところが2 2021年2月13日 23時23分ごろ、福島県沖で再び大きな地震が起きてしまった。道路が陥没したり、周辺の家屋が倒壊したりと、再びメチャクチャになってしまっている。常磐道も土砂崩れで通行止めになっているし、新幹線も高架が折れて復旧の目途が立っていない状況で、平常に戻るには数カ月はかかるものとみられる。予定では、3月25日から聖火リレーということになっているけれども、ここまでくると、地元住民にとっても復興五輪どころではない。しかも、今回の地震は3.11東日本大震災の余震ということであり、それで、オリンピックの聖火リレーを強引にやると「何考えているんだ」ということになる。同じくらいの余震はこの先2回以上は起きるだろうといわれている。  実は今回の地震は、日本の風向きが大きく変わる、いわば天の配材といえる。  森喜朗が会長を辞任する前日、小池百合子都知事はIOCとの4者会談を拒絶することを表明し、得意の劇場型の戦略を狙った。完全に今回の森の辞任は、森は小池に足下を掬われて負けた形になった。竹田恆和は贈収賄で退任している。そもそもオリンピックの組織委員会というのは、本当は必要ない。本来そんな組織はいらない。それが、虎ノ門ヒルズに事務所を借りて、理事だ、評議員だと、たくさん人を集め、その経費は、家賃だけでもひと月5000万円払い、スタッフの給料も入れると、月3億円くらいが、いまも払われている。それは米国のNBAの放映権の問題だとか、IOCへの袖の下だとか、そういったいろんな利権の調整が出来る人間が森喜朗しかいなかったためであり、「余人をもって代えがたし」ということで、密室で早稲田の同窓の川端三郎を表の看板として後継を託し、森自らは相談役ということで裏に回って依然として利権を動かそうとした。ところが、「それはまずいでしょう」とクレームをつけたのが、菅義偉首相だった。バッハ会長は、森の失言に対する声明の発表をすると同時に、菅首相に電話をしている。「あれだけ女性蔑視の発言をして、世界中から批判を受けているのだから、やはり次のオリンピック委員会の会長は女性にすべきではないか」と菅に注文をつけた。それをやったので、川端三郎は結局、森の利権を守るための表の顔に据えただけで、結局は、ツーカー、あ・うんの呼吸で「森のオリンピック(モリンピック)」に変わりはないじゃないかと、自民党内からも猛反発が出たため、菅首相は川端に「今回は遠慮してくれ」と言い、それを受けて川端は降りた。ただし、森の利権調整を引き継げる人間は他にいない。いまさら、オリンピック委員会を解散するわけにもいかない。次は女性で森と連携して、清濁併せ呑んでできる人がいるのかというと、結局これがいない。ということでものすごく揉めている。
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