━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年2月15日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「釘一本でも抜く利権屋」で女性蔑視の老害・森喜朗は、自民党のパーティで声を掛けられ壇上に上がろうとした代議士の実母に対し「そこのババアは上るな」と暴言で制止するほどババア呼ばわりは日常茶飯事、もはや日本の癌だった。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、自民党二階派「志帥会」重鎮からのトップ情報である。 森喜朗会長の後任に、橋本聖子五輪相の名前が挙がってきたけれども、引き受ける場合は、大臣を辞さなければならない。長い時間を待ってようやく大臣に就任しただけに、引き受けるかどうかはわからない。どうしてもみんなが、もしくは政府がやれということになると、断れないだろう。ただし、橋本聖子は森派(清和会)だから、結局は森が後ろで操る傀儡人事ということになりかねない。しかし、今回ばかりは世界的世論が事態を大きくしているだけに、そう簡単に森の言いなりにはなれないだろう。 本当であれば、開催都市東京都の小池百合子都知事がやるのが一番望ましい。1964年の東京オリンピックのときには、東龍太郎都知事が日本体育協会会長・日本オリンピック委員会委員長として誘致から関わり、IOC委員も務めて大会を成功させた。だから、本当は都知事がやるべきだ。ところが、いまコロナ禍でその対策が最優先されるため、都知事が組織委員会会長の任務が負えないということなのだ。ただし、コロナ禍になる前の最初から、森が組織委員会の会長に居座っている。 森がオリンピック利権を奪取しようと最初から狙っていた。それだけに組織委員会発足時点の最初から、「森にするな」「森にするべきでない」という批判が噴出する大騒動があった。しかもその人事は、安倍元首相が強引にやった。実は、そこには伏線があって、2013年9月7日に東京大会が決定し、そこから開催の2020年までの間の、概ね3年後を目途として、安倍は総理を辞めて森から組織委員会会長のポストを引き継ぐという下話になっていた。森はそのつもりでいた。ところが思惑に反して、安倍の在任期間が7年6カ月と長くなってしまった。 そもそもの計算でいくと、2016年頃には安倍は総理を辞任することになっていたということだ。2015年には安保法制が可決し、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を認め、安倍政権としては一区切りを終えており、2016年に退陣してもよかったのだろう。ところが、その2015年に安倍が奔走した悪巧み「森友・加計」疑惑が発覚し、退陣するはずの2016年には刑事事件にまで発展しそうな大問題となってしまう。そこで安倍が辞任してしまうと、自らが訴追されかねず、辞めるに辞められなくなったということだ。事件を改ざん・隠蔽するのに時間を要し、さらに法務大臣や検事総長の人事にまで強引に任命するという禁じ手まで使って免れようとした。しかも加計学園問題は、森喜朗にとっても因縁の関りがあった。… … …(記事全文4,511文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)