━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年1月19日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 二階幹事長は完全に菅首相に対して怒っている。何より、GOTOをやめるとき、一言相談してほしかったようだ。そこからどちらともなく距離を置き始めた。衆院解散・総選挙のXデーは、6月の通常国会閉会のタイミングだろう。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 自民党二階派「志帥会」幹部からのトップ情報である。 新型コロナウイルスに感染して急死した羽田雄一郎参院議員の後継は、実弟・羽田次郎が出るのではないかといわれている。在宅起訴となった吉川貴盛元農相の北海道2区と合わせて、自民党は候補者を立てない可能性が高い。北海道2区は、鈴木宗男の娘など3人くらいの名前が挙がっていたようだが、収賄罪で在宅起訴ということでも国民からの批判が強く候補者を立てられない状況と判断。だから、自民党は今回の2つの補選は両方落とすことになるだろう。ただでさえ支持率が落ちているところに、補選2つを落とせば、さらに菅義偉首相は悪くなる。衆院解散・総選挙のXデーは、6月の通常国会閉会のタイミングだろう。菅義偉首相と二階俊博幹事長は、これまでしばしば会っていたけれども、いまは会っていない。菅首相とは、竹中平蔵やアトキンソンにベッタリで、菅首相のほうからも二階幹事長とは距離を置いている。だから、二階幹事長は完全に菅首相に対して怒っている。何より、GOTOをやめるとき、一言相談してほしかったようだ。そこからどちらともなく距離を置き始めた。 竹中平蔵が取締役会長を務めるパソナは、「コロナ特需」によりBPOサービスが好調で業績急拡大だという。新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業などに現金を支給する「持続化給付金」についてパソナは、事務業務を受託した団体から再委託を受けた電通からの外注先として名前が挙がっていた。相変わらず、政府予算が何かと竹中平蔵のところにいく仕組みになっている。菅首相は、コロナ対策は無策で後手、後手と批判されているけれども、竹中平蔵への仕事はしっかりやっている。 問題のパソナはコロナ移住で、本社機能を2024年5月末までに淡路島に移すことを発表したが、その淡路島は、西村康稔経済再生担当相の選挙区で、竹中が西村の選挙区の応援にも行ったほど、西村と竹中もベッタリ仲良しだ。 一方、二階幹事長は竹中平蔵とは仲が悪い。小泉政権の頃はまだ良かった。二階が選挙対策委員長の頃は、何かと会っていたようだが、いまは好きではないようだ。竹中平蔵はパソナの「喜び組」に入っている。西村も入っている。田村厚労相も入っている。みんなパソナの喜び組の兄弟だ。パソナは淡路島にコロナ移住して、東京の企業に地方への移転を促そうと見本を見せている。しかし、地方に行ってしまうと、東京の記者が張り付いていないなか、政府からの補助金も入って、なんでもやりたい放題だ。 竹中が提唱するベーシックインカムが取り入れられたら、みんな奴隷のように管理されてしまう。大変なことになる。竹中は、なんとかしなければならない。しかし竹中パソナはウハウハでも、菅政権の足下は危うい。菅政権は続かない。だから解散のXデーは、6月の国会閉会のときが有力ということになる。菅首相に対して「責任をとれ」という声が大きくなるだろう。もう菅首相で総選挙は出来ないのではないかという声まで出始めている。とにかく人気が悪い。… … …(記事全文4,594文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)