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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

安倍晋三前首相は、「桜を見る会」事件を年内に終わらせようという思惑、吉川貴盛元農相のほうは、国会で追及されるのを避けて議員辞職したけれど、事はそう簡単に収まりそうではない

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年12月23日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 安倍晋三前首相は、「桜を見る会」事件を年内に終わらせようという思惑、吉川貴盛元農相のほうは、国会で追及されるのを避けて議員辞職したけれど、事はそう簡単に収まりそうではない ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、自民党二階派「志帥会」幹部からのトップ情報である。  安倍晋三前首相の「桜を見る会」事件は、年内に終わらせようという思惑だ。吉川貴盛元農相(70)=衆院北海道2区=は22日、大島理森衆院議長宛てに議員辞職願を提出し、許可された。吉川貴盛元農相は体調不良を辞職理由としているが、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表からの現金受領疑惑の責任を事実上取った形。吉川貴盛元農相のほうは、国会で追及されるのを避けて議員辞職した。4月25日に補欠選挙が行われることになったが、今回、吉貴盛元農相川に代って謝罪をした、長男で北海道議の隆雅氏が出るのではないかとみられている。吉川貴盛元農相は河井克行・案里夫妻の件の関連でも捜査対象になっている。自民党の会計責任者もしていたこともあって、実際に検察がかなり調べていたようだ。その捜査からも逃げる意味もあって辞職した。辞職すれば、たいした罪には問われない。なのでここは早いところ辞めておこうと思ったのだろう。だが、事はそう簡単に収まりそうではない。  安倍前首相の事情聴取と吉川の辞職について二階俊博幹事長は、政権内で動揺があるだろうということは言っていた。また政権運営に与える影響を問われ「全くないとは言わない」と述べたという。これは二階流の「この件はこれで幕引きだ」を意味する裏返しの言葉であり、二階幹事長特有の言いまわしだ。二階幹事長はこういうとき、まるで何もなかったかのように、こうした言葉で逃げるのが実にうまい。 ◆〔特別情報2〕  しかし、実はこの2つの問題は大きい。支持率も32%にまで落ちた。オリンピック後の秋の解散だろうと思われていたけれども、そこまで持ちこたえられないとなると、解散が早まるかもしれない。そうしないと危ないのではないか。年明けの、1月10日までに国会召集を早めて冒頭解散もあり得る。二階幹事長はいつ解散してもいいと言っている。麻生太郎副総理兼財務相は相変わらず、早くやれやれと煽っている。  安倍前首相は自分の「桜を見る会」事件の取り調べで菅政権の足を引っ張っていながら、支持率の落ちた菅政権に対して「それみたことか」といわんばかりに、麻生太郎と一緒になって菅前首相を詰りケンカしている。安倍前首相は、菅首相のせいで「桜を見る会」の捜査を受けるハメになったと言い、菅首相が検察に調べさせたと思っている。菅首相も相当にカチンときている。ただ二階・菅VS麻生・安倍のバトルだが、二階幹事長は直接ケンカに加わってはいない。
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