□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年3月26日第245号 ■ ============================================================= このまま日米同盟を続ければ日本に米国の核が配備される ============================================================== トランプ政権が核兵器の容認を明確に打ち出した。 これはまさしく歴史に逆行する愚だ。 そんな米国との同盟関係を強化する安倍政権でいいのか。 そう私は3月23日のメルマガ第236号で書いた。 そうしたら3月25日の東京新聞が、米科学者らで組織する「憂慮する科学者同盟」のグレゴリー・カラーキ氏の警鐘を掲載した(ニュースの追跡) カラーキ氏はトランプ大統領の危険性を次のように語っている。 「専門家の意見を聞かず、科学的コンセンサスも否定し、信頼できるネットワークも知識もない。ナショナリズムという原則以外、ポリシーや教義はなく、ヒロシマ、ナガサキ以来の核使用のタブーを意に介しない」 そして、次のように続ける。 「アジアへの核配備を進める米国の動きは強まっており、ホワイトハウスも止めようとしていない。オバマ政権は抑止のためだったが、トランプ政権では、核戦争に備えた配備と言える。市民が関心を持ち、これを防ぐ行動をとらなければ、この動きは止められない」と。 ただでさえ核配備を密約で認めて来た日本の事だ。 核戦争に備えるトランプ米政権と、そのトランプ政権との間で日米同盟強化を最優先する安倍政権の間で、日本に核配備が行われる日は間違いなく来るだろう。 しかも相手が北朝鮮と中国なら、安倍首相ならやりかねない。 核配備が公然と行われるのだ。 そんなことが行われるようでは日本はお終いだ。 いまこそ日米同盟から自立しなければいけない。 それを本気で唱える政党が出て来なければ、戦後70年間、平和憲法9条を唱えて来た日本は、なくなってしまう。 カラーキ氏の警鐘は極めて深刻な警鐘である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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