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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

あの時神戸大学の教授に天下っていたら今の私はなかった
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年3月19日第225号 ■   =============================================================  あの時神戸大学の教授に天下っていたら今の私はなかった  ==============================================================  文部省の天下り問題がいまも報道され続けている。  その組織的な広がりは際限なきがごとくだ。  ついに外務省のOBまでもリストに含まれたことが報じられるようになった。  そのニュースを見て私は14年前の事を思い出した。  私がレバノン大使を首になった時のことだ。  あの時、私の辞職を電話一本で通告してきたのは、私より二年後輩の北島官房長(当時)だった。  あのような電報を書いた以上覚悟は出来てるでしょうねと。  そしてその後に次のように続けた。  一度だけは就職先をあっせんしてあげますと。  神戸大学の国際学部長の五百旗頭教授は竹内外務次官(当時)とは学生時代の友人の間柄であるから、竹内次官にお願いすれば2年間は神戸大学の教授に天下れますと。  あの時私がそれを受けていれば、いまの私はなかった。  私はそれを断り、外務省と決別し、外務省の対米従属外交を批判する道を選んだ。  その後、竹内次官は最高裁判事に天下り、北島官房長は、いまでは警察組織の上に立つ国家公安委員の一人だ。  五百旗頭教授は、数々の政府審議会委員や防衛省防衛大学校長を経て、あの東日本大震災復興構想会議議長まで務めてる。  天下りはこの国の官僚支配と不離不即である。  天下りがなくなる時は、この国に革命が起きる時である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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