□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年3月14日第206号 ■ ============================================================= ロス米商務長官がつきつけた日米二国間通商協定の悪夢 ============================================================= ワシントン発共同通信が配信した。 ロス米商務長官は12日、フォックスニュースのインタビューで語ったという。 米国がカナダ、メキシコと結んでいる北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉に関し、カナダとメキシコとそれぞれ二つの通商協定に分割する可能性を表明したと。 その後に日本について次のように語ったと。 すなわち日本は非常に重要な貿易相手国であるだけでなく、安全保障の観点からも歴史的に重要だと。 そう言って日本との二国間通商協定にあらためて意欲を示したと。 このロス商務長官の言葉は、日本の関係者を震え上がらせただろう。 ついに経済関係についても日米二国間協定で日本の主権を奪い取るつもりだ。 いうまでもなく安全保障の観点から結ばれた日米二国間協定は、日米安全保障条約である。 日米安保条約によって日本が主権を放棄させられたことは、もはや皆が知っている。 それにくわえて、これから結ばれる日米通商協定で、日本経済は完全に米国のいけにえになる。 安倍首相がトランプ大統領との個人的信頼関係を自慢すればするほど日本は、その要求に逆らえなくなる。 しかも日米同盟の強化が合意されたの時のように、100点満点だと自画自賛して。 トランプ大統領が安倍首相をおだてるわけだ。 馬鹿を見るのは国民である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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