Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

近年まれに見る低調な広島原爆記念式典だったのではないか
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年8月7日第605号 ■   ============================================================   近年まれに見る低調な広島原爆記念式典だったのではないか  ==============================================================  今年の広島原爆記念式典は近年まれに見る低調なものだった気がする。  と言うよりも、私は原爆記念式典に参加していないから、正確に書けば、広島原爆記念式典を報じるメディアの報道ぶりが低調だったということだ。  なぜだろうと考えて、すぐにわかった。  今年はオバマ大統領の広島訪問があり、その記憶がまだ残ってるからだ。  オバマ大統領の広島訪問で皆が過熱し、メディアもその報道でエネルギーを使い果たしたのだ。  なにしろ、その時のオバマ大統領の演説を、松井市長も安倍首相も引用するぐらいだから。  それと、もう一つある。  オバマ大統領が「核の先制不使用宣言」を検討していると最近の米紙が報道した。  それに対して、米国政府で異論が出ていることはわかるが、日本政府も反対しているというのだ。  きょう8月7日の読売新聞が書いている。  核の先制攻撃を禁止すれば、米国の核抑止力が弱まり、北朝鮮などに対して誤ったメッセージを送る事になるから、勝手に宣言しないでくれと、日本政府が米国政府に働きかけているという。  あきれたダブルスタンダードだ。  こんな事をやっている事がばれるようでは、私ならずとも広島原爆記念式典の平和の誓いが白々しく聞こえるだろう。  そのような低調な広島原爆記念式典の報道の中で、私が唯一注目したのが安倍首相のあいさつだ。  その内容に関心があるのではない。  安倍首相のあいさつ文の中に、昨年のあいさつ文に使った同じ表現が繰り返されていなかっただろうな、という事だ。  メディアが騒がないところを見ると、使いまわしはしていないようだ。  安倍首相も少しは知恵を働かせたという事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2025年5月19日に利用を開始した場合、2025年5月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2025年6月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する