Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

日本は神の国であることを教えてくれた週刊朝日の記事
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年7月27日第575号 ■   =============================================================   日本は神の国であることを教えてくれた週刊朝日の記事  =============================================================  天皇陛下の「生前退位」を議論し始めれば、憲法改正にまで行き着く。  だからこそ、この問題は大問題なのだ。  だからこそ、安倍官邸は慌てふためき、「生前退位」を歓迎するどころか、これを封印したいと思っているのだ。  憲法9条改正などしている余裕はなくなる。  いや、憲法9条の改正を行おうとすれば、1条から8条まである天皇制に手をつけないわけにはいかない。  そして天皇制に手をつけることは憲法9条の改正以上に深刻な国民的議論を呼び起こす。  その事を、発売中の週刊朝日(8月5日号)の一つの記事が見事に教えてくれている。  永井貴子という記者が書いた「三種の神器に贈与税?」という記事がそれだ。  その記事の要旨はこうだ。  現行法では天皇は相続税を納めることになっている。  そして昭和天皇から今上天皇に代わった時にも、たしかに相続税は支払われた。  しかし生前退位となると贈与になる。  そして贈与税に関する規定は現行法では存在しない。  三種の神器に贈与税はかかるのか?という記事だ。  しかし、永井記者が投げかけた問いは、彼女が知ってか知らずか、この国の存在の根幹にかかわる大問題を浮かび上がらせた。  それはズバリ日本は神の国ではないのか、ということだ。  「三種の神器」がそうだ。  しかし、もっとはっきり書かれているくだりがある。  それは生前退位が行わると新たな天皇になる皇太子一家が7月21日に神武天皇陵を訪れたことについて書かれた次のくだりだ。  「・・・神武天皇と言えば、神話上の人物で、古事記や日本書紀に書かれた初代の天皇。今年は神武天皇が亡くなってから2600年とされる節目の年・・・」  これを要するに、この国は「神の国」という事ではないのか。  神の国発言で散々叩かれた森元首相はいま何を考えているのだろう。  「生前退位」が投げかけた一番重要な問題はこのことだと私は思う(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2025年11月19日に利用を開始した場合、2025年11月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2025年12月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する