□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年7月21日第564号 ■ ============================================================= 産経新聞が叩く平安山英雄沖縄県ワシントン事務所長 ============================================================= これは安倍政権の翁長沖縄県知事攻撃のひとつに違いない。 沖縄県ワシントン事務所長である平安山(へんざん)英雄氏に対する産経新聞の批判的記事が目立つ。 すなわち、平安山所長はいつまでたっても適正な就労ビザが取得できず、今のような商用ビザで米政府や米議会に働きかけるようなロビー活動を行えば不法労働に当たる、というものだ。 これに対し、沖縄県の知事公室は平安山所長はロビー活動はしていないと述べたと言う。 そうしたら、きょう7月21日の紙面では、その平安山所長の手当てが、わが駐米大使なみの高額な手当てであると書いた。 すなわち千数百万円の給与とは別に、外交官と同様に900万円の手当が支給され、その合計は年収2千万円に上ると見られていると。 これは沖縄県の通常の部長の年収のおよそ2倍に当たる年収であると。 ロビー活動もせずにこのような厚遇を受け取るワシントン事務所長など、不要ではないのか、という声が出てくるのは当然だ。 この産経新聞の平安山ワシントン事務所長叩きに、平安山所長は正しく反撃しなくてはいけない。 そして、正しい反撃とは、辺野古移設反対の沖縄の民意を正しく米国の政府、国民に理解させる事だ。 それはロビー活動などという姑息な活動ではない。 正々堂々と、沖縄県の立場を米国の政府、国民に伝える外交活動である。 米国に乗り込んで安倍外交と翁長外交を競い合うのだ。 その役割を果たすのが沖縄のワシントン事務所長の務めである。 産経新聞にこんなつまらない批判記事を書かせない仕事をして、その存在感を見せることである(了)

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