□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年7月22日第565号 ■ ============================================================= 流れ弾に身をすくめている南スーダンの自衛隊PKO ============================================================= きのう7月21日のメルマガで、南スーダンに派遣されている自衛隊PKOの事を書いたばかりだ。 危険を顧みず平和維持活動の為に活躍しているのかと思っていたら、宿営地に避難していると。 それほど危険であればさっさと撤収すべきなのに、駐留し続けるという。 それは、無事駐留して存在感を示す事が最優先の目的となっている本末転倒状態ではないのか。 そう私は書いた。 そうしたらきょう7月22日の各紙が、一段の小さな記事であるが一斉に報じた。 岡部俊哉陸上自衛隊幕僚長が7月21日の記者会見で明らかにしたと。 自衛隊の宿営地内に小銃のものと見られる弾丸が複数落下していることがわかったと。 宿営地近くでの発砲にともなう流れ弾が上空を通過している状況であると。 まさしく南スーダンは内戦の真っただ中にあるということだ。 そんな岡部俊哉陸上自衛隊幕僚長の記者会見を報じる各紙の中で、私が特に注目したのは、朝日新聞に書かれていた次のような記述だ。 すなわち7月22日の朝日新聞はこう書いている。 「陸自によると、隊員や施設に被害はなかった。戦闘時、隊員は宿営地内で防弾チョッキやヘルメットをつけて、身を低く構えていたという」と。 これは、流れ弾に当たるのを恐れて首をすくめている姿、そのものではないのか。 これが、陸上自衛隊のトップが記者会見で明らかにした自衛隊の南スーダンPKO活動の姿である。 やっぱり本末転倒だ。 一日もはやく撤収して帰国すべきである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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