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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

安倍首相が習近平主席に勝てない証拠がまたひとつ見つかった 
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年2月29日第186号 ■   ==============================================================   安倍首相が習近平主席に勝てない証拠がまたひとつ見つかった   ==============================================================  安倍首相は常に習近平主席を意識し、何かにつけて競っているかのようだ。  そしてことごとく負けている。  またひとつその証拠を北京発共同が教えてくれた。  27日付の香港紙チャイナ・モーニング・ポストが報じたという。  中国はアフリカ東部のジブチに中国海軍の「補給拠点」建設を始めたと。  このニュースに一番驚いているのは安倍首相だろう。  なにしろ安倍首相はジブチに自衛隊の拠点をおいて自衛隊の海外活動を常態化しようとはじめたばかりだ。  そうはさせじと、習近平主席の中国が、拠点づくりを始めたのだ。  中国は軍事覇権を国策とする国だ。  人民解放軍はその野望を担う中国の正規軍だ。  その一方で、憲法9条を持つ日本は、軍隊の保持を禁じ、自衛隊はあくまでも専守防衛の自衛隊だ。  その憲法9条を変えて、自衛隊を日本の正規軍とし、堂々と海外派遣できるようにするのなら、中国と競い合ってもいい。  しかし、安倍首相はそこまでの覚悟もなく、憲法改正の努力もしないで、解釈改憲で自衛隊の海外活動を強化しようとしてる。  そのことが、護憲論者だけではなく、改憲論者からも、「法の支配の否定だ」、「立憲主義に反する」、などと批判されている。    批判をおそれる安倍首相は、憲法9条の範囲内であることを繰り返しながら、自衛隊の海外活動を強化しようとしている。  そんな中途半端なことで勝てるはずがない。  いまごろになって憲法9条を変えて自衛隊を軍隊にしたところで、軍事力で中国に勝てるはずがない。  もし中国と本気で競い合う募りなら防衛費を大幅に増やさなければいけないが、そんなことをすれば、国民は戦争よりも先に、生活苦で倒れてしまう。  中国の軍事膨張政策に日本が対抗できるのは、憲法9条を掲げた平和外交しかない。  軍事的膨張政策を続けて世界を危険な方向に向かわせる愚をおかしてどうする。  そう習近平主席に迫るべきなのだ。  その逆をやっている安倍首相では、習近平主席の中国に勝てるはずがない(了)  ───────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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