□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
■□■
□■　天木直人のメールマガジン２０１６年２月２１日１５７号
■　

　==============================================================

　　５野党が結集して共闘を訴える姿の不安さ

　==============================================================

　社会党の党大会に民主、共産、維新、生活の４党の党首が出席し野党共闘を訴えた。

　山口二郎氏はきょう２月２１日の東京新聞の「本音のコラム」で、やっとここまできたと言う思いだ、と感慨深げに語っている。

　野党結集がうまくいけばもちろん何もいう事はない。

　しかし私は不安を抱かざるを得ない。

　その理由は数多くあるが、私の懸念は何といっても日米外交だ。

　安保法案撤廃のために共闘するという。

　そのようなことを軽々に叫ぶこと自体が、私にとってはとても本気とは思えないのだ。

　安保法を撤廃させることは、辺野古移設阻止と同様に、この国の基本政策を変える一大事業だ。

　安倍政権を倒す事にとどまらず、日本の外交・安全保障政策を作り直すということだ。

　日米安保体制を見直すという事である。

　そこまでの覚悟があるのだろうか。

　少なくとも野党第一党の民主党にはそれはない。

　そのような民主党が主導する野党共闘である。

　不安を抱くなというほうが無理である（了）

────────────────────────────────
購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、
メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。
────────────────────────────────
編集・発行：天木直人

登録／配信中止はこちら：https://foomii.com/mypage/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━