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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

誰も書かない日米航空交渉の不平等性
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年2月19日149号 ■   ==============================================================   誰も書かない日米航空交渉の不平等性  ==============================================================  きょうの各紙が一斉に書いている。  ついに日米航空協議が終わったと。  羽田増便で合意されたと。  しかし、なぜここまで交渉が長引いたのか。  何が日米間の争点だったのか。  それを教えてくれる記事は皆無だ。  私はまたひとつ、対米従属の不平等合意が増えたと思ってこのニュースを受け止めた。  私の官僚としての長年の経験から言えば、およそ日米間の航空交渉は不平等であると相場は決まっている。  そして交渉が長引く理由は、米国の身勝手な要求に日本が抵抗するためであると相場は決まっている。  今度の航空協議も、そんな交渉の末に、最後は日本が譲歩して終わったに違いない。  ところがどの記事を読んでもそんなことは書いていない。  そこに書かかれている事は、羽田空港から米国東海岸に直行する便が増えた、利便性の高い昼間の発着が認められた、などという、いいことばかりだ。  どこが難交渉のポイントだったのか、日米どちらが有利になったのか、さっぱりわからない。  記事に書かれていることは、成田と羽田の客取り争いだ。  全日空と日航の客取り争いだ。  米国側が得たものや、失ったものについては、何も書かれていない。  そう思っていたら、唯一東京新聞が見出しをつけて書いていた。  「難交渉 米国側が譲歩」と。  本当だろうか。  その東京新聞の記事を読んでみても、米国がどう譲歩したのか、何も説明がない。  果たして今度の日米航空交渉の真実を教えてくれるメディアが現れるのだろうか、けだし見ものである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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