□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年11月18日第941号 ■ ============================================================ 対IS戦争をイスラエルはどう考えているのか ============================================================= 当分の間、パリの同時テロがらみの報道が続き、ISの脅威にどう対応すべきかについて、内外の見方がメディアを賑わせるだろう。 何を言っても、何を書いても自由だ。 正解は誰にもわからないからだ。 私が注意をして探して来たのが、イスラエルの立場である。 中東で起きるあらゆる紛争の裏には、イスラエルの存在があると思ったほうがいい。 これは、私がレバノンに勤務していた時、レバノンの有識者が口をそろえて私に語った言葉だ。 だからイスラエルがISに対してどう考えているかを知る事は重要である。 ところが、イスラエルの声が聞こえて来ない。 そう思って探していたら、ついに次のような言葉をつけた。 パリで起きたテロは、イスラム国が全世界に向けた戦争宣言だ。 もちろん日本もその対象に入る。 自爆テロは防ぐことは出来ない。 今後は日本人によるテロを警戒すべだ。 大事なのはテロにひるまないこと。相手の要求を受け入れないことが、テロに対抗する唯一の方法である。 日本のはこれまでどおり反テロ経済協力を続けていくべきだ。 日本の国民も、現実に戦争が始まっているのだとしっかり認識すべきだ。 相手は自分たちと同じ思想の人間以外、皆殺しにしてかまわないと考える連中であることを忘れてはいけない。 以上の言葉は、今日発売の週刊文春11月26日号に掲載されていた佐藤優の言葉である。 イスラエルの考えの見事な代弁であると思って私は読んだ(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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