□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年11月11日第922号 ■ ============================================================ 少なくとも栃木県では選挙協力はなされていない ============================================================= きょう11月11日の栃木県の地方紙、下野新聞は、共産党が参院選栃木選挙区(改選数1)に小池一徳(かずのり)氏を擁立すると発表した事を大きく報じている。 そして、同選挙区には自民党が現職の上野通子(みちこ)の再選を目指して立候補表明しており、選挙戦が確実になったと報じている。 野党間の選挙協力は一体どうなっているのか。 そう思って読み進むと、民主党も候補者を立てるという。 候補者擁立で先を越された民主党県連は、「まずは自らの候補者を立てることが優先。選挙協力はその後」と、「半身の構え」だという。 一方の共産党は、「選挙協力をやると決まった場合、共産党の候補者をおろすことはやぶさかではない」と述べたという。 私は選挙のことはわからない。 しかし、選挙協力とは、個々の候補者の政治生命に関わる一大事に違いない。 それを「半身の構え」などと言っていいのか。 いったん決まった候補者を他党の候補者に譲るなどということは、候補者を駒のように扱う事にならないのか。 選挙協力とは、表に出ないところで十分に協議を重ね、全体として一気に決めるものではないのか。 少なくとも栃木選挙区の選挙協力は、何も行われていないも同然だ。 おそらく全国の選挙協力も同様だろう。 これでは周到に準備を重ねているに違いない自民党に勝てるはずがない。 素人の私でもそう思う(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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