□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年10月31日第889号 ■ ============================================================ 通常国会1月4日召集の深謀遠慮 ============================================================= 臨時国会が先送りされたと思ったら、今度は通常国会1月4日の前倒しだ。 各紙が一斉にそう書き始めた。 そして各紙の書く通りに国会日程が決まって行っている。 これを、臨時国会を開かなかったから、その批判をかわすために通常国会を早く開くことにした、と考えるのは大きな間違いである。 それを発売中の週刊プレーボーイ11月9日号で池田和隆の「政界斬鉄拳」が教えてくれている。 すなわち来年1月の通常国会冒頭で補正予算を真っ先に通し、2月にはそれを執行出来得るようにする。 そして4月にはすでに通過済みの新年度予算が執行できる。 かくして来年7月の参院選の前に大型予算の大盤振る舞いができるというわけだ。 すなわち選挙対策のための臨時国会先送りであり、通常国会の前倒しであるというわけだ。 そう思っていたら、きのう発売された情報月刊誌エルネオスが書いていた。 いまや安倍政権は進退窮まっている。 通常国会では安保法案の追及は必至であり、経済に逃げ込むとしてもアベノミクスはどうにもならなくなった。 だから、一か八かの大博打になるのを覚悟で、来夏の衆参ダブル選挙しか選択肢がない、というのが永田町ウオッチャーの見方である、と。 私もそう思う。 私でもそうする。 それほど野党は見くびられているということだ。 来年に入れば、国民の生活などほったらかしで、政局は選挙一色になるだろう。 ちなみにこの池田和隆という政治評論家は、故松岡利勝農林水産大臣の秘書官を務めた農水官僚で、「安倍第一次政権崩壊の震源地だった男」という触れ込みで新たに週刊プレーボーイの連載を始めた人物である。 私は彼の書くものを毎週楽しみに読む事にしている(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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