□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年10月18日第856号 ■ ============================================================= 臨時国会を開けと書いた産経新聞の社説 ============================================================= 次の文章をまず黙ってお読みいただきたい。 「政府・与党が秋の臨時国会の召集を見送る考えだという。日本の経済、社会に大きな影響を与える環太平洋戦略経済連携協定(TPP)が大筋合意にこぎつけた。内閣の顔ぶれも大幅に変わった。国会を通じて国民に説明すべき内容はいくらでもある。『召集の必要性は感じない』と口にする政権の鈍感さにはあきれる。安倍晋三首相の外遊日程が立て込んでいる、などの理由にならない事情をあげている。国会を開けばよほど都合の悪いことがあるのか。いらぬ疑いも招こう。堂々と国会を開き、目指す政治の道筋を語る時である」 これは野党の党首の言葉ではない。 ましてや私が書いている事ではない。 きのう10月17日の産経新聞の社説の冒頭の書き出しの言葉だ。 その社説は、それ以降も一貫して臨時国会の召集見送りを批判している。 そして次のような言葉で締めくくっている。 「議題は山積している。政府はたった数日間、予算委員会を『閉会中審査』として開き、お茶を濁すつもりとも聞く。質疑や批判に堪えられない仕事をしていると、認めるようなものではないか」 産経新聞がここまでの社説を書くとは驚きだ。 その一字一句に賛成だ。 ここまで産経に書かれて、それでも野党が臨時国会の召集を実現できないようであれば、野党は完全に役立たずである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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