□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年10月1日第805号 ■ ============================================================= 共産党の呼びかけに疑問を呈した古賀茂明 ============================================================= 発売中の週刊プレーボーイ10月12日号で古賀茂明氏がみずからのコラム「古賀政経塾」で書いている。 共産党の呼びかけた国民連合政府に自分は懐疑的であると。 その理由がふるっている。 すなわち反安保法案の一点だけでは今の自公政権には勝てないと思うからだと。 世論調査を見ればわかるが、国民の関心はいまや安全保障よりも経済や社会保障に向かっていると。 そもそも安保法案についても、いまだに3割程度の国民が賛成していると。 そんな状況の中で、「安保法案はもう終わった話。景気対策が信頼できる政党に投票してくれ!」と逆襲された時、野党は対抗できるのか、はなはだ疑問である、と。 なるほど古賀茂明氏の護憲はその程度なのだ。 いや、そもそも彼が本当の護憲かどうかすら疑わしい。 なにしろ今でも江田憲司や小野次郎らとつながっているからだ。 私が新党憲法9条構想を掲げて古賀茂明氏に何度も協力を求めた時、彼がいつまでたっても確答を避けた理由が、この記事をみて頷ける。 憲法9条を守るということを他の政策と同等に置いて論ずる古賀茂明氏の姿勢自体が、憲法9条の精神こそすべての政策の根源であるとする私の考えと根本的に異なるのである。 それがわかったことは良かった。 新党憲法9条構想に心を震わせて共鳴する者のみが私の同志である。 私は単なる護憲ではない。 憲法9条こそ日本が世界に誇れる唯一、最大の資産だと確信する。 そして世界はいずれ憲法9条の価値に気づく時が来ると確信する。 この私の考えに共鳴するものが広がらないようでは、私はそもそも新党憲法9条などつくろうとは思わない。 政治をやりたい者は、勝手に政治をやっていろ、と突き放す(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)