□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年9月11日第751号 ■ ============================================================= 北朝鮮との拉致交渉が行き詰まったことを認めた菅官房長官 ============================================================== 北朝鮮の宋日昊拉致担当大使が共同通信とピョンヤンで会見し、拉致被害者を含む日本人の再調査結果に関する報告書は「ほぼ完成した」と述べたという。 ところがこのことについて聞かれた菅官房長官は、10日の定例記者会見で「詳細を承知していないのでコメントを控える」といったらしい。 それはおかしい。 あれほど報告書の早期提出を求めてきたというのに、なぜこれを歓迎し、一日も早く報告書の提出を北朝鮮に求める、と記者会見で言わなかったのか。 ヒントは宋日昊大使の次の発言にある。 すなわち宋日昊大使は、報告が遅れていることについて、「調査結果を日本側と共有できていないためだ」(9月11日日経)、と言い、「結果の発表時期などを調整するために時間がかかる」(9月11日東京)と述べている。 これを要するに、すでに報告書の概要は日本に伝わっており、その内容を日本政府は国民の手前、受け取ることができない、さりとて、北朝鮮側はこれ以上の調査結果は出せない、だから日本も北朝鮮も身動きできない、ということだ。 その現実を国民にさとられてはいけない。 だから菅官房長官は一切のコメントができないのである。 もはや安倍政権では拉致問題は解決できないことを菅官房長官は認めも同然だ。 このことは岸田外相が、拉致問題の調査期間に終わりを設定しないと、これまでの方針を一変させたことと平仄が合う。 拉致問題を自らの手で解決する、と言い続ける安倍首相は、平気でうそをついているのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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