□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年9月7日第736号 ■ ============================================================= 9月18日に孫崎氏と「日本外交の敗北」について語る ============================================================== 安倍政権の下で日本外交はすべて行きづまった。 外務省という組織は完全に崩壊した。 とくにここにきてそれがことごとく露呈した。 岸田外相は9月1日の記者会見で、拉致問題再調査報告書の提出は期限がないとまで言い出した(9月2日朝日)。これは昨年5月の合意をみずから放棄したということだ。もはや拉致問題の進展はあり得ない。 中国、ロシア、韓国との関係悪化は、これまでの日本外交の実績をすべて吹き飛ばすほどひどい。 その一方で対米従属関係はかてつないほど進んでいる。 これほど日本の主権が米国に歪められた時は戦後の外交史上なかった。 なぜこのようなことが起きたのか。 それは安倍首相が、谷内NSC事務局長と斉木外務事務次官という二人の外務官僚を偏重して、外交を私物化しているからだ。 そして、すべてが失敗しても、責任を取らせないからだ。 これ以上の人事の停滞はない。 これでは外務省という組織が機能するはずがない。 そう思っていたら、きょう発売の週刊ポスト(9月18日号)がジャーナリスト武冨薫の特別レポートで見事に語っていた。 この武冨薫というジャーナリストは、外務省の内部にかなり通じていると見えて、かつてサピオでも対米従属外交の実態について実に的確な特別リポートを書いていた。 それでは日本外交はどうあるべきなのか。 私は、孫崎享にお願いして、彼が配信しているインターネット映像番組(9月18日午後6日から生放映予定)で、彼と徹底討論することにした。 いつもは頼まれて出演してきたが、今度ばかりは私のほうからお願いした。 どうしても彼と今の日本外交について語りたかったからだ。 もちろん彼は快諾してくれた。 私は対談相手であるとともに、司会役も務める。 この対談は、単なる外務省批判ではない。 若い外務官僚たちに奮起を呼びかける建設的なものである。 もちろん一般視聴者に向けても啓発的なものであること間違いない。 他のメディアでは決して見ることのできない番組となるだろう(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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