□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年9月4日第728号 ■ ============================================================= 「米中が収束のカギを握る」と書いた毎日新聞の社説 ============================================================== 上海株の暴落が引き金となって世界同時株安の懸念が騒がれた時、私は8月26日のメルマガ694号で書いた。 中国のせいにするのはお門違いだと。 それどころか世界金融資本主義のあらゆる問題の克服は、もはや米中の協力なくしてはありえないと。 それから一週間ほどたって、きょう9月4日の毎日日新聞の社説がその通りの事を書いた。 中国発の世界連鎖株安が起きてはじめて開かれるG-20の成否のカギを握るのは米国と中国であると。 すなわち、世界経済の回復をけん引して来た中国の景気悪化と、株高をもたらして来た米国のゼロ金利政策の解除が、株安の引き金だと。 私が正しかったと言いたいのではない。 経済に素人の私が見てもそう思うほど当たり前のことだ。 そうだとしたら米中は協力しあうほかはない。 軍事力による対立が米中の双方を滅ぼすのと同様に、国際金融の対立もまた米中の双方を滅ぼす。 米中が協力し合うほかはないのである。 日本もまたそれを願うしかないのだ。 その事を誰も言わない。書かない。 米中にそれを要求しない。 それどころか米中対立をあおる。 それが問題なのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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