□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年9月3日第724号 ■ ============================================================= 共産党は命がけの内部告発を生かさなければいけない ============================================================== もはや国会中継などまともに見なくなって久しいが、こんな重要な質疑がなされていたのだ。 きょう9月3日の各紙が報じている。 東京新聞に至っては一面で大きく書いている。 すなわち共産党の仁比聡平議員が2日の安保法参院特別委員会で明らかにしたという。 河野克俊統幕長が昨年末(12月17,18日)の訪米時に、安保法案は今年の夏までに成立する見通しだと米軍首脳(デンプシー統合参謀本部議長ら)に伝えていたというのだ。 これについて中谷防衛相は「承知していない」と答えている。 昨年末といえば、安倍首相が訪米し、米国議会で安保法成立を約束した今年4月よりもはるか前だ。 これ以上の暴走はない。 先の国会で、自衛隊が米軍と一体となって軍事計画を進めていたことが明らかになって大騒ぎになったばかりだというのに、今度の自衛隊制服トップのこの発言も衝撃的だ。 あの時もそうだったが、このような重要な追及を国会で行うのは共産党だけだ。 本来なら共産党を手放しでほめたたえたいところだが、そうはいかない。 このような情報は、自衛隊内部者の、命がけの告発によるものに違いない。 そうであれば、共産党はそれを生かして安倍政権の政策を変えさせなければいけない。 少なくとも中谷大臣や統幕長の首を取らなければいけない。 そのためには、共産党の手柄にとどめるだけではなく、ほかの野党と共有して、一致団結して安倍政権を追い込まなければいけないのだ。 共産党議員の国会質問にとどまる限りはやり過ごされて終わる。 それで済ますわけにはいかない、あまりに重要な内部告発である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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