□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年2月18日第154号 ■ ============================================================== タリバンとの関係を深める中国外交の凄さ ============================================================== いまやテロといえばイスラム国になってしまったが、アルカイダをかくまって米国から攻撃されたタリバンも健在(?)だ。 きょう1月18日の日経がイスラマバード発共同として報じていた。 アフガンで警察が相次いで襲撃され、少なくとも20名が死亡したと。 反政府武装勢力タリバンが犯行声明を出したと。 私が驚いたのは、そのタリバンが中国に頼っているという事実だ。 少し前の記事になるが、1月29日の産経新聞が、やはりイスラマバード発共同として小さく報道したことがあった。 すなわちタリバンは1月27日声明を発表し、中国に代表団を派遣したことを明らかにしたとアフガンのメディアが報じたというのだ。 アフガン政府との和平協議の仲介を頼んだという見方が出ているという。 その報道によると、さらにまたタリバンは、カタールに開設した対外事務所のメンバー二人を昨年11月に訪中させ、中国政府高官らと会談させたことがあると。 これらが事実なら、中国の外交力はものすごい。 テロリストとも胸襟を開き、テロリストも中国に近づいているということだ。 そのうちに、イスラム国が敵対しない大国は中国だけ、ということになるのかもしれない。 イスラム国問題に中国が沈黙しているのも暗示的だ。 そうなれば、その時こそ、中国が米国を凌駕するときである。 安倍首相の日本が習近平主席の中国にお株を奪われ、完敗するときである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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