□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年6月26日第440号 ■ ============================================================== 拉致問題から逃げを見せ始めた安倍・菅コンビ ============================================================== きょう6月26日の各紙が一斉に報じている。 7月1日から北京で、拉致被害者の安否再調査などに関する特別調査委員会について、局長級の日朝協議が始まると。 これを、「安倍首相の拉致問題解決に賭けた積極的な動きのあらわれだ」、と考えるなら大きな間違いだ。 拉致問題は5月末の記者会見を境に大きく情勢が変わった。 すなわち、あの時、TBSの女性記者が、日朝間で密約があった事をばらしたために、安倍・菅コンビは、シナリオ通り事を運べなくなったのだ。 衆人環視のなかで、今度こそ騙されるな、全員の無事帰還まで妥協するな、制裁緩和や朝鮮総連本部の引き渡しなどが密約されていたとすれば許せない、などという声が高まった。 そのような世論の声に安倍・菅コンビのシナリオがすっかり狂ってしまったのだ。 その証拠に、今回の発表が、官邸からではなく、岸田文雄外相が行ったという事実に注目しなければならない。 少なくとも5月末のストックホルムの日朝協議までは、岸田外相は何も知らされずに拉致問題から外されていた。 そして今度の発表だ。 安倍首相が、「拉致被害者を一人残さず日本に帰国させる」と、今でも本気で考えているなら、わざわざ岸田外相に発表させることなく自分で記者会見を開いてそう言うはずだ。 それを、ここに来て、いきなり岸田外相が全面的に出てくる。 これを要するに、安倍首相は物事の難しさに気づき、自ら陣頭指揮をとることのまずさとリスクに気づき、これから始まる息の長い北朝鮮との交渉は、岸田外相にやってもらうことにしたのだ。 斎木次官は、そのような安倍首相の判断を重視し、よく言えば「人のいい」、悪く言えば「無能のかたまり」のような岸田外相に、北朝鮮との交渉を押し付けのだ。 かくして岸田外相は、二度にわたって安倍首相に裏切られることになる。 とんだおめでたい外相である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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