□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年6月25日第438号 ■ ============================================================== この国の政治を変える事はもはや無理ではないか(続) ============================================================== 前回の配信で「この国の政治を変える事はもはや無理ではないか」と書いた。 何度、同じ思いを抱いて来た事か。 そして、その時と同じように、大勢の読者から、悲観的にならざるをない気持ちはわかるが、それでもここであきらめてくれるな、ここであきらめたら本当に我々は希望がなくなる、という声をいただいた。 そして、その声に励まされて、私は、もちろん、ここであきらめはしない、と繰り返す。 そして、それには理由がある。 これからの日本は、そして世界は、まさしく正念場を迎えると思うからだ。 どういう世の中になろうが、我々は人類の歴史の一大転換期を目撃することになるのだ。 もちろん、安倍政権も正念場を迎える。 しかし、それにしても、私が悲観的にならざるを得ないと書いたのは、ここまで公開情報が真実を教えてくれているというのに、そして私が毎日その一部を書き続けているというのに、なぜ国民は怒らないのか、立ち上がらないのか、という思いが日々強まるからだ。 そして本来ならば立ち上がるべき反権力の左翼が、なぜここまで役に立たず、権力と戦う事が出来ないままなのか、本来は民衆革命の有効な手段になるべきインターネットが、なぜここまで足を引っ張るのか、という事である。 安倍首相がきのう24日夕、記者会見を開いて開き直った。 彼はもはや解釈改憲さえしないような平和主義を訴えた。 しかし、彼がやろうとしている事は言っていることとまるで違う。 たとえばその日、フィリピンの大統領と会って中国と対決する外交をわざわざ見せつけている。 こんなバカな外交は、かつての外務省ではありえなかったことだ。 いや、今の外務省だってあり得ない外交だ。 それでも、誰も、何も言わない。 馬鹿な事をやっているんじゃないだろうと。 たとえば発売中の週刊ポスト(7月4日号)だ。 そこには「残業代ゼロ」のいかさまぶりが、これでもかと書かれている。 つまり田村厚労大臣が国会で白状したように年収1000万円以上に対象を限定するといのはまっかな嘘で、そのうちみな残業代はなくなると。 つまり官僚は「小さく産んで大きく育てる」のが得意で、消費税増税がまさしくそうだ」と。 ちなみに発馬中のプレジテンド」なども、残業代ゼロは、はじめから安倍政権と大企業の仕組んだサラリーマン搾取のシナリオだったと書いている。 これこそが成長戦略の正体だと。 しかも、週刊ポストの記事の凄いところは、公務員は残業しなくても残業手当が自動的にもらえる仕組みになっている事をバラしたところだ。 「役人の既得権を守るためにしわ寄せを全部国民に押しつける。それが安倍首相の『聖域なき改革』の正体」だと。 ここまで週刊ポストは書いているのだ。 それなのに民衆革命が起こらない。 それどころか、安倍首相の「平和と国民生活」のぶち壊しの記者会見の裏で、メディアが大騒ぎして繰り返していたのが東京都議のセクハラ発言だ。 あの日刊ゲンダイまで大騒ぎしている。 こんなバカな事があるだろうか。 これでは安倍政権が高笑いするはずだ。 もはや私ひとりが真実を言い続けても、とても世の中は変えられない。 そう思って悲観的にならざるを得ないのだ。 しかし、ここであきらめはしない。 私は正しい。 正しいことほど強いものはない。 必ず国民は気付くはずだ。 あれがだめなら、これがある。 やり方を変えればいいのだ。 そのうち誰かがシステムを見つけてくれるかもしれない。 そう思っていましばらく書き続ける。 気の遠くなるような作業の繰り返しではあるけれど、いまわれわれは歴史的転換期に立ち会っていると思えばやる気も起こる(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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