□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年6月24日第437号 ■ ============================================================== この国の政治を変える事はもはや無理ではないかと悲観的になる ============================================================== さすがの私も虚脱感を覚えざるを得ない。 今の日本で何が喫緊を要する大問題か。 それはもちろん平和国家である日本を守ることであり、福島原発事故の教訓から学んだ原発なき日本の実現である。 ところが、この二つが安倍首相の一人勝ちで、いままさに国民の声とは反対の方向へ舵が切られようとしている。 そんな時に、降って湧いた東京都議のセクハラ野次騒動だ。 騒ぐのはいい。 それを弁護する者など一人もいない。 しかし、この事が最優先して報道される事が、異常だと言っているのだ。 その裏で、安倍政権の暴政が見過ごされるようでは、もはや日本はお終いだと言っているのだ。 しかし、どうやらそれも通用しそうもない。 たとえばきょうの朝日新聞だ。 一面トップで塩村都議に頭を上げる鈴木都議の写真を掲載し、石破自民党幹事長のお詫びの言葉を載せている。 その一方で、朝日は慰安婦問題についての河野発言に一切触れることなく、オピニオン欄で大野博人論説主幹と韓国の東亜日報の黄論説主幹の対談を載せている。 そして、そこで、被害者がこの世を去る前に日本政府が補償し、謝罪して名誉を回復させる必要があると黄氏が言ったのに対し、「首相のおわびの手紙まであり、それをさらに、というのはむつかしい」などと大野主幹が安倍首相の代弁者のような事をしゃべっている。 たとえばきょうの毎日新聞だ。 そこには22日に投開票された青森六ヶ所村の村長選挙の結果が報じられ、核燃料サイクル事業との共存を主張する前副村長が圧勝したことが報じられている。 その記事の見出しは、「反核燃では飯食えぬ」である。 いまさらこんな記事を書く毎日新聞は、原発反対ではなかったのか。 たとえばきょうの読売新聞だ。 そこにはみんなの党の代表になった浅尾慶一郎氏の言葉が紹介されている。 すなわち集団的自衛権は9条に合致していると公言している。 安倍首相と同じ事を言っている「みんなの党」に所属しているのが、あの塩村都議である。 もはや憲法9条も脱原発もすっかり安倍首相の意のままだ。 それにお構いなしに、セクハラ野次騒ぎばかりが取り上げられ、誰もその事に異論をはさまない。 一体これまでの安倍批判はなんだったのか。 さすがの私も虚脱感を覚えざるを得ない。 いったい何のために私はこれまで配信し続けてきたのだろうか(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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