□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年6月22日第429号 ■ ============================================================== イラク情勢について何ひとつ語れなかったNHK日曜討論 ============================================================== けさ6月22日の午前9時から放映されたNHKの日曜討論は、日本の政治討論番組の中でも、末永く歴史にその名をとどめることになる政治討論番組であった。 もちろん、これ以上ない、不名誉な政治番組となって。 NHKの政治・外交問題担当の島田敏男という解説委員が司会したその朝の日曜討論は、 「緊迫イラク情勢」と題する極めてタイムリーでかつ重要な日曜討論番組となるはずのものであった。 司会の島田委員も、中東問題、国際政治の分野における日本を代表する専門家であるとして次の4人を紹介していた。 すなわち、高橋和夫、藤原帰一、岡本行夫、青山弘之の4名である。 もちろん私は期待してその政治討論を見た。 しかし、その1時間の政治討論は、イラクの情勢について何ひとつまともな事を語ることなく終わった。 司会の島田委員は、どうやって番組を1時間も続けさせるか、その事ばかりに腐心し、専門家たちは、イラク情勢は打つ手がない、と繰り返すだけで、島田委員を困惑させるばかりだった。 これが今の日本である。 これが今の日本のNHKの政治番組である。 私が一番驚いたのは、中東和平、つまりパレスチナ問題が、誰の口からも、一言も出なかった事だ。 番組が終わろうとする間際に、確か高橋和夫氏の声だったと思うが、ひとこと、パレスチナ、という言葉が聞こえただけだった。 もちろん、私は最大の皮肉を込めてこの日曜討論の事を書いている。 これが日本の御用政治番組の現実であり、それに選ばれて、知った振りをして語る御用有識者たちの現実である。 日本には本当の事を語る事の出来る者は沢山いるはずだ。 しかし、彼らは決してメディアには登場することはない。 ましてや日本の外交、安保政策に関与することはない。 ここに日本の政治番組の不毛さがある。 ここに日本の政策の不在がある。 ゆゆしい現実が、この朝のNHKの政治討論番組に、見事なまでにあぶり出されたということである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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