□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年4月13日第309号 ■ ========================================================= 河野談話の政府検証チームに入る女性委員の顔が見たい ======================================================== 4月12日の朝日新聞が報じていた。 菅官房長官が4月11日の参院内閣委員会で河野談話を検証する政府内チームについて次のように述べたと。 「法制度に明るい方、マスコミの方、女性の方など客観的に見て偏ることなく、『なるほど』と思われる方にお願いしている」と。 まだこんなことを言っているのか。 河野談話を見直さないと繰り返し述べ、それが米国や韓国に評価されて三カ国首脳会談が実現したのではなかったのか。 見直さないのに検証する意味がどこにあるのか。 おまけに検証結果は公表しないという。 何のための検証なのか。 しかし、私がここで言う事はその事ではない。 委員の中に女性を入れるという感覚だ。 ヒラリー・クリントンから性奴隷とまで呼ばれた女性蔑視の慰安婦問題を子供や女性の前で公然と議論すること自体、恥ずべき事であるのに、その検証委員に女性を入れるという。 その感覚を疑う。 どういう女性が喜んでそんなチームに入るのだろうか。 その顔が見たいものだ。 そう思っていたら、その朝日の記事は菅官房長官が次のように述べたと書いていた。 「(検証結果は)国会から要請があれば出させていただく。どのような方によって、どのくらい議論したかについては、その時点で明らかにさせて頂く」と。 なるほど。この検証チームのメンバーは、検証が終わって、その結果が国会に提出されるときにはじめて公表されるのだ。 いまからメンバーを明らかにすれば、そのメンバーを私のように非難する者が出てくるからに違いない。 何から何までコソコソと行う河野談話の検証作業である。 しかし検証結果が公表されたなら、その検証結果がどうであれ、再び大きな外交、内政問題になるだろう。 わざわざ問題を起こすような河野談話の検証作業にこだわる安倍・菅コンビは本当に愚かなコンビだ。 もっと熱心に取り組まなければならない問題は山ほどあるというのに(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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