□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年4月13日第310号 ■ ========================================================= 政治塾「民主党大学」に集まる連中の顔が見たい ======================================================== 「一強多弱」と言われる今の政治状況の中で、政界再編に向けての動きが目立つようになった。 しかしどれも国民を動かす大きな動きにならないだろう。 なぜか。 それは安倍自民党政権に正しく対抗できる政党や政治家の結集ではないからだ。 主要な政策で異なる考えを持つ政治家たちが、政局や選挙の都合で離合集散する事がいかに失望に終わるか。 それを国民は嫌というほど見せつけられてきた。 いまの安倍政権の最大の問題は、間違った歴史認識を抱えたまま、アジアとの関係はもとより、米国の不信を招きながら、いたずらに集団的自衛権の行使容認や改憲に突き進む、支離滅裂で危険なところである。 この安倍政権の外交・安全保障政策について、どの政党も内部で矛盾を抱えたまま、無理をして野党第一党を目指そうとしている。 その最悪な政党が民主党だ。 政権交代を果たしたのに何一つ国民のためにまともな政策を実現できすに安倍自民党政権の復活を許した。 その責任を取らないどころか、同じ顔ぶれの政治家が居座り続けてさらなる内部分裂を繰り返している。 米国にまで行って安全保障政策の内部矛盾を露呈するという恥さらしな事を行っている。 海江田代表がワシントンで安倍首相の解釈改憲は立憲主義に反すると講演した同じ時に、長島昭久議員が自民党で急浮上した集団的自衛権の限定的容認論について、「多くの民主党議員は前向きにとらえている」などと記者団に語っている。 こんな民主党が来春の統一地方選挙での巻き返しに向けて政治塾「民主党大学」を創設するという。 安倍内閣に批判的な識者らを招いたシンポジウムを開くと言う。 どんな連中がそんな塾に集まるのか。 どんな有識者がそんな民主党の政治塾に呼ばれて講師を引き受けようとするのか。 ぜひとも顔を見てみたい(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新しいコメントを追加