□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年2月5日第117号 ■ ========================================================= 細川・小泉連合に保険をかけはじめたメディアの風見鶏ぶり =========================================================== あれほど細川・小泉連合に批判的だったメディアが、ここにきて東京都知事選後の政局について語り始めた。 ひょっとして予想が外れて細川・小泉が勝つのではないか。 勝つことはなくても舛添に肉薄するのではないか。 細川・小泉が支持者の熱気に応えて、負けた後も安倍政権に挑戦して政局にさせるのではないか。 その時は細川・小泉を敵に回したままではメディアは商売にならない。 そういう情けないメディアの打算からくる保険である。 選挙結果がわからない時点で、その結果にかかわらず、はやくもメディアは都知事選後の細川・小泉に歩み寄っているということだ。 そのような風見鶏ぶりを見せるメディア人の典型が田原総一朗である。 週刊朝日に最新号(2月14日号)で田原総一朗がみずからの連載コラム「ギロン堂」でこう書きだした。 「細川氏、小泉氏の元首相コンビの真の狙いは、東京都知事選という舞台をフルに使って、『脱原発の国民運動』を展開することだったのではないか」と。 「とすると、小泉・細川コンビの狙いは、大当たりということになる。こうなると、大いに気になってくるのは、小泉氏が都知事選後に、いかなる第3弾を考えているかである。当然ながら、第2弾以上の爆発的効果を狙っているはずである」と。 その時には細川・小泉を自らの番組に登場させ、実は私はこうなる事を期待していた、などと持ち上げるのだろう。 まったくのところ、メディア人は虚業をなりわいとしている人種である。 自らは発信源になれるような建設的、創造的な事は何一つせず、することもできず、発信源に近寄ってそれを利用して自分の存在価値を示す。 メディア人の名誉のために言っておくがすべてのメディア人がそうとは言わない。 しかしこの田原総一朗のようなメディア人の何と多い事か。 政治を悪くしているのはこういうメディア人たちである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新しいコメントを追加