□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年1月8日第21号 ■ ========================================================= 後だしじゃんけんの最後は細川元首相というサプライズ =========================================================== 安倍政権の手で猪瀬おろしが始まり、メディアがそれに加担して猪瀬たたきをはじめた時からこうなることはわかっていた。 それにしてもここまで盛り上がらない東京都知事選はない。 おまけにまさかの田母神氏の立候補と石原慎太郎の応援である。 こうなればほとんど冗談だ。 ならば冗談ついでに究極のサプライズを考えてみたい。 誰が見てもあり得ない事のようだが、あながちあり得ない事ではないと思っている そのサプライズとは、巷間伝えられているように、小泉元首相の応援を得て細川元首相が立候補することだ。 ここまでは誰もが考えることだ。 しかし私のサプライズとは、安倍首相がそれを見て、いったんは支持を決めた舛添要一氏を降ろして細川支持に回ることである。 舛添氏には将来の大きな見返りを約束して立候補取り下げを迫ればいい。 舛添氏はそれを了承して自民党に借りを返せばいい。 そうなれば民主党はもちろん細川氏に相乗りする。 細川氏はもちろん脱原発を唱える。 小泉元首相の応援を受けるぐらいだから原発ゼロを掲げるかもしれない。 しかしそれでも安倍自民党は彼を支持すればいい。 日本はいずれにしてもいつかの時点で原発ゼロになる。 それはあたかもTPP交渉で農産品の関税ゼロを99年後にすると宣言するのと同じだ。 安倍政権の原発政策は小泉・細川両名の唱える原発ゼロと両立させられるのである。 そして小泉元首相の支持を受けて東京都知事になるような細川氏は、原発以外の国政・外交について、安倍政権を正面から批判するような政策を東京都知事になって訴えることはしないだろう。 もちろん東京五輪の成功には協力する。 細川元首相なら宇都宮候補の票の一部を食うことになる。 かくして自公と民主の相乗り候補である細川元首相は圧勝する。 果たして細川元首相は最後の候補者として立つのか。 そしてその時、安倍首相はいったん決めた舛添候補を降ろして細川支持に豹変できるか。 それが現実になれば究極のサプライズである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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