□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年12月17日第959号 ■ ============================================================= このキャロライン・ケネディ大使の対応は期待はずれだと思う ============================================================ 広島市の松井一実市長と長崎市の田上富久市長が16日、在日米大使館を訪れキャロライン・ケネディ駐日米大使と面会をしたという。 その記事を読んだ者なら私でなくても「おやっ」と思っただろう。 長崎に続いて広島も早く訪問してもらいたいという要望に対して、そうしたいと答えるのが当然だと思うのに、そう答えたという記述はない。 8月に行なわれる広島、長崎の平和式典への出席を要望する両市長に対し、ルース前大使を引き合いに出して、前向きに検討する意向を示したという。 なぜルース大使と同様に「出席」するとその場で確答できなかったのだろう。 極めつけは両大使がオバマ大統領の広島、長崎訪問を要請した事に対するキャロライン大使の返答ぶりだ。 「広島、長崎が直接、大統領に来て欲しいという招待状を出してはいかがか」と助言をしたという。 「(オバマ大統領は)招待状には必ず返答するだろう」と答えたという。 まるでひとごとの様だ。 来るか来ないかはオバマ大統領に聞いてくれといわんばかりだ。 おそらく広島、長崎両市長は落胆したに違いない。 しかしメディアはキャロライン大使のこの返答振りについて批判的なことを何も書かない。 わたしもそんなキャロライン大使を批判するのは忍びない。 しかし、もし辺野古移転が強行され、沖縄住民の抵抗で流血騒ぎになるようになれば、それを見てなお辺野古移転に賛成するようでは、私のキャロライン大使に対する評価は定まる。 キャロライン大使を批判するような事にならないことを祈るばかりである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加