□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年4月4日第241号 ■ ============================================================== 正しい告発者が報われる社会にしなくてはならない ============================================================== 10年前、イラク戦争に反対して外務省を首になったことが報道された時、多くの人から手紙を貰った。 貴方の勇気に後押しされて私も告発する事に決めたと。 私はそのような人たちにあわてて返事を書いたものだ。 はやまってはいけない。私のように損な目に会うだけだと。 私は決して告発者ではない。内部で異論を唱えただけだ。それでも解雇された。 ましてや内部告発はもっと厳しい目にあうだろう。 そして内部告発だけでは何も変わらない。 そう思って私は彼らを引き止めた。 きょう4月4日の朝日新聞が「口止め拒否で解雇」という記事を掲載していた。 すなわち福島原発事故の除染作業現場で働いていた男性(50)が嘘を強要され、それを拒むとその場で解雇されれたという記事だ。 この男性は労働基準監督署に申告し、そして明るみになった。 しかし泣き寝入りしたものは多かったに違いない。 内部告発のすべてが正しいと言うつもりは無い。 しかし社会正義に反する悪を告発する勇気ある者が正当に評価され、称賛され、補償される制度的保障が確立されなければならないと思う。 告発によって明るみになった社会的不正義を行なった者たちは、もっともっと厳しく罰せられる制度が確率しなければいけないと思う。 今の世の中は、告発者に冷たく、悪を重ねるものにあまりにも甘い社会だと思う(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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